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診断と治療

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連載 「症例を俯瞰する総合診療医の眼」 「人気の診療科紹介」 「注目の新薬」.

増刊号も毎回シャープな切り口と実際的な内容が大好評.

2色刷のビジュアルな誌面.

2014年 Vol.102 No.2 2014-02-06

高齢者医療 そのポイントと最新知見

定価:本体2,500円+税

冊 

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掲載論文

focal point―特集のねらい   /秋下雅弘

◆Ⅰ.総 論
 高齢社会の動向から見える高齢者医療のあり方   /飯島勝矢
 高齢者医療に必要な診断と治療のスキル   /荒井秀典
 高齢者の検査:検査値の評価と侵襲検査実施上の留意点   /浅井幹一
 高齢者に対する薬物療法の考え方   /秋下雅弘
◆Ⅱ.各 論
 認知症の診断と治療   /浦上克哉
 高齢者の不眠症診療の注意点   /齋藤貴之・他
 転倒・骨折を防止するために   /三木隆己・他
 誤嚥性肺炎の治療の注意点と予防法   /海老原覚・他
 高齢者の排便障害とその対処法   /須藤紀子
 高齢者の頻尿・尿閉とその対処法   /中川晴夫
 高齢者糖尿病の管理上の注意点   /荒木 厚
 高齢者高血圧の管理上の注意点   /小原克彦
◆Ⅲ.トピックス
 フレイルティの概念   /田中政道・他
 生活習慣や医療により老化は抑制できるか   /新村 健
 エンド・オブ・ライフケアの考え方   /飯島 節
 高齢者の在宅医療   /山口 潔
 高齢者施設の種別と医療提供の違い   /石井征輝・他

◆連 載
◎【巻頭カラー】目でみる循環器CPC
 剖検後診断を確定できた好酸球増加性心筋症の1例   /中山美緒・他
◎外来診療のワンポイントアドバイス
 検診で指摘された甲状腺機能異常   /向笠浩司
◎私はこう治療する
 口腔乾燥症(ドライマウス)   /志村真理子
◎注目の新薬
 プラリア(R)皮下注シリンジ(デノスマブ)   /遠藤逸朗・他

◆投稿
◎臨床例
 特徴的渦巻き像で術前診断し腹腔鏡下に摘出した胆嚢捻転症の1例   /山口真彦・他


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ねらい

 高齢化率(65歳以上の人口が総人口に占める割合)は24%を超え,超高齢社会に突入したと考えてよいでしょう.しかし,超高齢社会の抱える真の問題は高齢化率ではなく,75歳以上の後期高齢者の増加にあります.前期高齢者が今後増えないのに対して後期高齢者は増え続け,2060年には4人に1人が後期高齢者という時代になるのです.その後期高齢者の半数は大きな疾患を有し,30%は要介護状態にあるという状況は,今後数十年の医学・医療の進歩では,さほど減らないと見込まれており,医療機関の多くが後期高齢者で占められることは避けられないでしょう.現在でもすでに,全国の外来患者の23%,入院患者の46%は後期高齢者なのです.
 このように,われわれがこれから直面する高齢者医療とは,元気に通院する前期高齢者ではなく,多くの疾患と症候,そして障害を抱えた後期高齢者を対象としたものになるのです.では,高齢者医療に求められるアウトカムは何でしょうか? われわれが行った意識調査(Akishita M, et al. J Am Med Dir Assoc 14:479-484, 2013)によると,受療側は身体機能の回復や家族の負担軽減,医療者側はQOLの改善を最も重視し,双方にとって延命はさほど重要な要素ではありませんでした.要するに,高齢者医療に求められるものは,概念的には理解されているのです.あとはどう実践するか? それが高齢者を診療する医師たちの苦悩なのです.高齢者医療は,専門医療の延長ではうまくいきません.多病の高齢者を疾患ごとのガイドラインに盲目的に従って治療すると,断片的で不完全な治療が多数提供されてしまい,結果も好ましくないことが最近数多く報告されています.発想の転換が必要です.
 高齢者をみるということは,様々な合併疾患や症状,生活機能,家庭・介護環境などその人の健康にかかわるすべてを把握し,そのなかで重要な問題は何かという本質を見極め,それに基づいて医療やケアの優先順位付けをして提供することなのです.まだまだエビデンスの少ない高齢者医療の分野ですが,新しい概念でも重要なものについてはコンセンサスが作成され,診療に使えるようになってきました.
 今回の特集では,高齢者医療のコアとなる要素を総論として,代表的な老年疾患と老年症候群を各論として,そして高齢者医療の最新の話題をトピックスとして,それぞれエキスパートの先生に解説いただきました.内科医が高齢者医療を実践するための必須事項は盛り込まれています.読者の皆さんには是非,高齢者医療のエッセンスを学び,それを医療現場で活かしていただきたいと心から願います.
 
 東京大学医学部附属病院老年病科 秋下雅弘

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2017年 Vol.105
No.12 特集/内科救急と画像診断・IVR―検査から治療法の選択まで―最新号
No.11 特集/肺がんアップデート―基礎から最新トピックスまで―
No.10 特集/妊婦さんへの内科治療―リスクと安全を考える―
No.9 特集/脂質管理を一歩深める
No.8 特集/不整脈診療 初期対応から先端治療まで
No.7 特集/一般臨床医に必要なてんかんの基礎知識とトピックス
No.6 特集/プライマリケアで知っておきたい漢方診療のコツ
~日常診療に役立つ臨床スキル~
No.5 特集/急増中!大人の食物アレルギー
No.4 特集/内科系医師のための災害医療エッセンシャル
No.増刊号 特集/これ一冊でわかる 消化器 診断基準と分類法
No.3 特集/そのお腹,大丈夫? 肥満症のトピックス
No.2 特集/Beyond the textbook 心電図 実践診療で役立つコツ
No.1 特集/実践! 神経救急(neurocritical care)
2016年 Vol.104
No.12 特集/知っておきたい関節リウマチの診断から治療まで
No.11 特集/痛み治療の「いま」に迫る
 メカニズムから評価・治療の最前線
No.10 特集/よくわかる,臨床で使える「骨粗鬆症」アップデート
No.9 特集/カテーテルを使った最新の治療
No.8 特集/浮腫 ―そのむくみ,放っておいて大丈夫?―
No.7 特集/頭痛診療が得意になる 基礎から最新トピックスまで
No.6 特集/いま知っておきたい,感染症診療最新の動向
No.5 特集/「抗血栓療法の今」を語る
No.4 特集/あの病態ってもしや……? ダイジェスト“IgG4関連疾患”
No.増刊号 特集/糖尿病治療の現在と未来
No.3 特集/高血圧 予後,臓器・血管保護を見据えた治療戦略
No.2 特集/腸内細菌叢からみた臨床の最前線
――ベールを脱いだ体内パートナーの機能
No.1 特集/めまい診療の最先端
2015年 Vol.103
No.12 特集/知っておくべき総合診療の現在(いま) 
実戦と教育・研究から未来を展望する
No.11 特集/成人の予防接種はどうあるべきか? 
―予防医療推進の観点から―
No.10 特集/睡眠障害診療の進歩
No.9 特集/内科が使う自己注射薬
No.8 特集/機能性消化管障害
―気のせいでない科学の裏付けと最新治療―
No.7 特集/ここが知りたい認知症診療
No.6 特集/肺高血圧症・肺血栓塞栓症 見逃すことなく最適の治療へ
No.5 特集/アレルギー疾患の診療のpitfalls 好酸球の臨床
No.4 特集/COPDの診断と最新の治療
No.増刊号 特集/心不全のすべて
No.3 特集/時代とともに広がる「糖尿病合併症」の概念
No.2 特集/ここまで変わった 実地診療の食道がん・胃がん・大腸がん
No.1 特集/知っておくべき脳卒中最新治療
2014年 Vol.102
No.12 特集/病院と地域の診療所をつなぐ在宅医療
No.11 特集/肝臓病診療のアップデート
No.10 特集/移植療法の現況と今後の展望
No.9 特集/糖尿病診療2014
No.8 特集/内科医のための更年期症候群診療
No.7 特集/消化管アップデート
No.6 特集/医療関連感染をめぐる最近のトピックス
No.5 特集/日常診療でできる がん検診・がん予防
No.4 特集/実地医家のための渡航医療
No.増刊号 特集/内科救急のファーストタッチ
No.3 特集/ここまで進んだリハビリテーション
No.2 特集/高齢者医療 そのポイントと最新知見
No.1 特集/臨床検査―ここまで進んだ検査の世界
2013年 Vol.101
No.増刊号 特集/主訴から診断へ―臨床現場の思考経路