HOME > 雑誌詳細

雑誌詳細

診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2017年 Vol.84 No.8 2017-07-19

女性の将来の健康のために
―疾患・病態相互の関連における新しい知見

定価:本体2,700円+税

冊 

ページの先頭へ戻る

掲載論文

企画 髙松 潔

1.女性医療における予防医学の意義 / 水沼英樹
2.Developmental Origins of Health and Disease(DOHaD) / 河合智子・他
3.わが国における出生コホート研究の現状(エコチル調査を中心に) / 新田裕史
4.多囊胞性卵巣症候群(PCOS)が将来の健康状態に与える影響 / 安井敏之・他
5.子宮内膜症が将来の心血管疾患リスクに与える影響 / 二井章太・他
6.不妊治療が将来の悪性腫瘍リスクに与える影響 / 和泉俊一郎・他
7.妊娠高血圧症候群(HDP)が将来の健康に与える影響 / 倉林 工
8.妊娠糖尿病(GDM)が将来の健康に与える影響 / 荒田尚子・他
9.妊娠時の血圧値や妊娠高血圧症候群と心血管疾患リスクの関連性 / 飯野香理・他
10.月経前症候群(PMS)が将来の更年期障害に与える影響 / 小川真里子・他
11.更年期女性における不眠の実態および他症状との関連 / 寺内公一
12.骨粗鬆症と各臓器連関 ―骨と各臓器との双方向ネットワーク / 太田博明

連載
若手の最新研究紹介コーナー
Exacerbation of endometriosis by dysfunction of
regulatory T cells in mouse and human / 田中佑輝子

来たれ!私たちの産婦人科 第8回
松波総合病院 産婦人科 / 今井篤志

Essay外界事情
Charley Horse / 矢沢珪二郎

Essay青い血のカルテ
のどの渇きと甘露の泉:水の味覚の分子生物学 / 早川 智

原著
良性の術前診断で腹腔鏡下手術を行った悪性卵巣腫瘍10例の臨床的検討 / 中山幸彦・他

症例
子宮変形平滑筋腫術後に発生した良性転移性肺平滑筋腫の1例 / 成松昭夫・他
漿液性子宮内膜上皮内癌と早期子宮体部漿液性腺癌:4症例の検討 / 小西晴久・他
成熟囊胞性奇形腫の漏出による化学性腹膜炎となった1例 / 平田知之・他

お知らせ
執筆者紹介
バックナンバー
投稿規定
次号予告

ページの先頭へ戻る

ねらい

 われわれは多くの疾患を目にし,治療しています.しかし,それらが相関していることに思い至ることは少ないのではないでしょうか? 人生を川の流れにたとえた歌がありましたが,人間の一生は常につながっており,時の流れに沿って移ろっていくものです.われわれが治療する場面はその一断面でしかありません.この断面には現在の他の疾患に加えて,過去の様々なイベントが影響しており,これからの健康にも影響を与える可能性があるのです.このような疾患相互の関連性,あるいは将来への影響を理解することはとても重要であり,現在の疾患の治療に役立つだけでなく,将来の疾患の予防にも有用であることはいうまでもありません.
 この考え方は,まさに女性医学の神髄であるともいえます.女性医学とは「産婦人科の専門領域の一つで,QOLの維持・向上のために,女性に特有な心身にまつわる疾患を主として予防医学の観点から取り扱うことを目的とする」と定義されていますが,産婦人科における4本目の柱として,周産期医学,生殖内分泌学,婦人科腫瘍学以外の分野をカバーするのみならず,これらをつなぐマトリックスのような役割を果たしています.さらに時間軸を考慮した,それぞれの分野の関連を明らかにすることこそ,女性医学の予防医学的役割といえると思います.近年,この観点からの研究が進み,新たな知見も集積されてきました.
 そこで本特集では,予防医学を志向した,各疾患・病態の関連性やそれらに対する治療が将来に及ぼす影響について考えてみたいと思います.本特集を通して,改めて各疾患・病態への理解を深めていただくとともに,疾患・病態相互の関連も念頭においた対応が,日本人女性のQOLの向上といわゆるヘルシーエイジングの一助となることを期待しています.
(東京歯科大学市川総合病院産婦人科 髙松 潔)

ページの先頭へ戻る

当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
ダウンロード購入が可能です.詳細はメディカルオンラインへ

2017年 Vol.84
No.12 特集/HRTガイドライン2017年度版 改訂の要点と最近の話題最新号
No.11 特集/子宮腺筋症と稀少部位子宮内膜症の最新の取り扱い
No.10 特集/次世代への予防医療 DOHaDを活かす
No.9 特集/今日からできる 最新の産婦人科ケア
No.8 特集/女性の将来の健康のために
―疾患・病態相互の関連における新しい知見
No.7 特集/産婦人科領域における難病を考える
―新たに成立した難病法の視点から
No.6 特集/他科エキスパートが教える 婦人科医のための合併症管理
No.5 特集/産科出血に立ち向かう
―どこまでできる? 診療所から大学病院まで
No.増刊号 特集/知らなきゃ困る 産婦人科小手術
No.4 特集/骨粗鬆症ベストプラクティス
No.3 特集/Non–ART の不妊症診療—体外受精なしでここまでできる
No.2 特集/ここが知りたい 産婦人科周術期管理
No.1 特集/産科領域における遺伝診療の最前線
2016年 Vol.83
No.12 特集/月経前症候群・月経前不快気分障害の最新知見
No.11 特集/子宮筋腫の最前線
No.10 特集/産婦人科臨床研究最前線
No.9 特集/妊娠と感染症―外来で聞かれてどう説明する?
No.8 特集/骨盤臓器脱と排尿障害Up to Date
No.7 特集/ART最前線
No.6 特集/婦人科がんの診断・治療の最適化を目指して
No.5 特集/不育症 Up to Date
No.増刊号 特集/産婦人科処方実践マニュアル
No.4 特集/中高年女性に多くみられる症候とその対策
No.3 特集/生殖医療における倫理的問題を考える
No.2 特集/OC・LEPガイドライン ポイントの解説
No.1 特集/婦人科がん治療の新機軸
2015年 Vol.82
No.12 特集/分娩管理の新機軸
No.11 特集/婦人科腹腔鏡手術の最前線
No.10 特集/婦人科悪性腫瘍治療に対するドラッグリポジショニングの幕開け―既存薬に秘められた新たな可能性
No.9 特集/胎盤のバイオマーカー
No.8 特集/PIH既往女性の生活習慣病リスクとヘルスケア
No.7 特集/黄体ホルモンの基礎から臨床まで
No.6 特集/遺伝性乳癌卵巣癌のマネージメント
No.5 特集/無痛分娩Up to Date
No.増刊号 特集/よくわかる検査と診断
No.4 特集/OC・LEPの静脈血栓塞栓症リスク Q&A
No.3 特集/女性アスリートを診る ―産婦人科的問題とその対策
No.2 特集/血管新生を標的とした婦人科癌治療
No.1 特集/ワンランク上の妊婦健診
2014年 Vol.81
No.12 特集/よくわかるホルモン補充療法 Q&A
No.11 特集/産婦人科における漢方の理論と実践
No.10 特集/がん・生殖医療の現状と展望
No.9 特集/女性のうつ
No.8 特集/女性と静脈血栓塞栓症
No.7 特集/多囊胞性卵巣症候群(PCOS) Up to Date
No.6 特集/オミックスデータからみた婦人科疾患と遺伝情報の解釈  -システム生物学の理解と通した婦人科腫瘍学の新展開
No.5 特集/妊産婦と脳血管疾患
No.増刊号 特集/産婦人科手術 Up to Date
No.4 特集/女性と感染症Up to Date
No.3 特集/幹細胞と生殖医学
No.2 特集/がん免疫療法の最前線
No.1 特集/新たな早産予防戦略
2013年 Vol.80
No.増刊号 特集/ホルモン療法実践マニュアル