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小児科診療

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2014年 Vol.77 No.5 2014-04-11

若手小児科医のための臨床研究入門

定価:本体2,600円+税

冊 

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掲載論文

序 文  /石倉健司


Ⅰ 臨床研究に必要な基礎知識
臨床研究に必要な生物統計学1
-臨床試験とEBMの方法論的基礎として  /大橋靖雄
臨床研究に必要な生物統計学2
-統計学の役割と変数の形式に応じた基本的な検定  /浜田知久馬
統計ソフトの使いかた  /森川和彦
効果的な文献検索の手法  /河合富士美
レジデントが知っておくべき疫学研究の手法  /浦島充佳
わが国の医学研究における倫理指針  /中村好一
同意説明について  /佐古まゆみ

Ⅱ 臨床研究とその後
効果的な学会発表  /長谷川行洋・他
論文の書きかた1:症例報告とケースシリーズ  /三浦 大
論文の書きかた2:ランダム化比較試験-CONSORT声明に従って  /小林 徹
今後の臨床研究の姿  /矢作尚久

Ⅲ 小児専門領域における臨床研究の現状・トピックス
腎 臓  /濱崎祐子
新生児  /平野慎也
感染症-ワクチンの臨床研究の最近の話題  /齋藤昭彦
アレルギー-パリビズマブによる反復性喘鳴およびアトピー型喘息の発症抑制に関する研究  /吉原重美

論 説
 よりよい保育と就学前教育のために-その人間科学的な意義の研究を進めよう  /小林 登

症例報告
 重度の精神運動発達遅滞と難治性てんかんを合併した脳梁周囲脂肪腫の1例  /山本真由美・他

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ねらい

石倉健司 東京都立小児総合医療センター腎臓内科


 日本から発表されたSTAP細胞に関し,さまざまな意味で世界的な注目が集まっている.本稿執筆時点で結論が出ていないが,基礎研究,臨床研究にかかわらず,改めて研究倫理の遵守や厳密な科学性が問われるようになっていくことは間違いないと思われる.
 さて,そのSTAP細胞と先行するiPS細胞を比較する解説で驚いたことがある.解説者が「両者の最大の違いは…」と言ったので注目したところ,「iPS細胞はすでに臨床試験がはじまっていることです」と述べた.専門誌の解説ではない.一般の方向けのテレビ放送での説明である.すでに国民の間に,どんなに画期的な発見でも,最終的に人類がその成果を享受するには臨床試験を含めた臨床研究が必須であることが浸透しつつあるのだと実感した.
 しかしそれでもなお,わが国では基礎研究に比べ,臨床研究の影が薄い.確かに筆者が所属する専門学会でも,10年前に比べ今日では臨床研究に対する注目度が飛躍的に高まっている.実際統計学や疫学,あるいは臨床研究そのものを特集したシンポジウム,教育講演が数多く企画されている.しかし残念ながら,いまだわが国の臨床研究の成果が世界の一流誌を賑わすには至っていない.国民の理解も深まり,学会レベルでも力を入れはじめた今だからこそ,わが国の臨床研究のより一層の発展を期待したいものである.
 ところで,科学的で倫理的な臨床研究を遂行するにあたって求められる知識,スキルは非常に多岐にわたっている.強いモチベーション,実行力は当然として,統計学,疫学,生命倫理の基礎知識に加え,円滑な研究の遂行にはコミュニケーション力,プレゼンテーション力が必須である.そして研究は論文がジャーナルに受理され,世間で評価されて,はじめて完成といえる.したがって,論文執筆能力も求められることはいうまでもない.
 本特集ではこれらに関して,その領域を代表するエキスパートに解説いただいた.第Ⅰ部では研究開始に必須な統計学からはじまり,疫学,最新の倫理指針,インフォームド・コンセントなど,第Ⅱ部では研究を完成させるために必要となる学会発表,論文化の方法論についてとりあげていただいた.近未来の臨床研究の姿も示されている.そして第Ⅲ部では,できるだけ読者に小児科領域の具体例を知ってもらうため,小児科の中でもとくに臨床研究が精力的に行われている専門領域の臨床研究の現状を紹介いただいた.
 今後わが国の臨床研究がより発展し,世界に通用する成果を出していくことを切望している.そのためには,まず若い医師が臨床研究のリテラシーを若いうちに習得し,臨床研究の意義と魅力を体感していただくことが重要だと考えている.

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