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小児科診療

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2014年 Vol.77 No.7 2014-06-12

小児科医の疑問に答える-耳鼻咽喉科の知識

定価:本体2,600円+税

冊 

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掲載論文

序文  /工藤典代
 
Ⅰ 聴覚言語
新生児聴覚スクリーニングの現状と役割は?  /麻生 伸
乳幼児期の聞こえのチェックとは?-1歳6か月児健診・3歳児健診を中心に  /森田訓子
難聴を疑ったときの対応は?  /中澤 操
難聴児の人工内耳と補聴器:言語発達との関係は?  /菅谷明子
発音が悪い,ことばが遅い,どもるを訴える児にどう対処する?  /益田 慎・他

Ⅱ 中耳炎
耳管の形態と機能:成人とはどう違うのか?  /吉岡哲志
急性中耳炎の治療戦略は?  /工藤典代
反復性中耳炎:病態と対策-ワクチンで予防できる? 漢方薬は?  /丸山裕美子
滲出性中耳炎の診断と治療戦略-病態と治療が必要な場合は?  /伊藤真人

Ⅲ 鼻副鼻腔疾患
鼻副鼻腔炎の治療戦略は?  /松原茂規
低年齢化したアレルギー性鼻炎・花粉症への対応は?  /増田佐和子

Ⅳ 口腔咽頭疾患
急性咽頭・扁桃炎-耳鼻咽喉科の考え方は?  /林 達哉
アデノイド・口蓋扁桃肥大の手術適応は?  /藤原啓次
小児のいびき・睡眠呼吸障害-原因と対策は?  /中山明峰・他

Ⅴ 喉頭気管頸部疾患
のどのゼーゼー・ヒューヒューなど喘鳴の原因と対応は?  /有本友季子
頸部の腫れもの-何を考え,どう対応する?  /須藤 敏
嚥下に何か問題のありそうな場合の診断と対策は?  /森 正博
小児の耳鼻咽喉科領域における救急疾患への対応は?  /井口郁雄・他

論説
終わらせる技術  /関口進一郎

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ねらい

工藤典代  /千葉県立保健医療大学健康科学部栄養学科

 小児科医は小児の身体(頭のてっぺんから足の先まで)と,その発育・発達に関するすべての領域をカバーしている,と小児科医から伺ったことがあります.身近にある小児科関係の書籍を読みますと,保護者や祖父母,さらに,子どもをみるすべての大人に対してまで,細やかな配慮がなされていることに驚きます.また,内容も簡潔にまとめられたポイントやイラストなどもあり,読者に対しても読みやすく,わかりやすく,と意図されていることが伝わるものが多いように思います.
 耳鼻咽喉科の領域は,頭蓋底から鎖骨上窩までの領域で,扱う臓器は呼吸器,消化器,感覚器など多種であり,疾患・病態の種類は感染症,神経,変性,感覚や発達・コミュニケーション,免疫・アレルギー,腫瘍まで広範囲に及びます.また,対象とする年齢は新生児から高齢者までと幅広く,全年齢を対象としています.その中で小児,特に乳幼児は様々な点で診療自体が難しいことが多く,大人をみることに慣れている耳鼻咽喉科医にとっては苦手意識をもっている場合も少なからずあります.
 ところが,実際には耳鼻咽喉科を受診する患者の中では,小児の占める率はとても多いのです.中耳炎,鼻副鼻腔炎,アレルギー性鼻炎などは子どもに多くみられる疾患です.また,小児だからこそ大きな問題となる疾患もあります.例えば,高齢者が老人性難聴になっても,言語が失われるわけではありませんが,難聴が言語習得前に発症すると言語発達に大きく影響し,その後の学習や社会生活にも大きな影響をもたらします.
 このように耳鼻咽喉科領域でも,子どもをみる場合には子ども特有の疾患に加え,発育・発達を念頭においてみていかねばなりません.子どもの事故や救急,腫れものといった類は,日常,遭遇する機会が多いというわけでもないかもしれません.しかし,子どもは大人では考えにくい事故を起こしてしまいますし,子どもだからこそ,少しの喉頭の腫れが気道に大きな影響を与えます.これらの頻度は高くはないものの,耳鼻咽喉科医にとっては緊張度が増す場面でもあります.
 今回,本誌において「小児科医の疑問に答える-耳鼻咽喉科の知識」というテーマの企画依頼をいただきました.小児をいつも丁寧に診療されている耳鼻咽喉科医が,「小児科医にも知っていていただきたい」と,最新の知識を含め,企画のタイトルに沿った原稿を書いてくださいました.耳鼻咽喉科医が,「小児科医にも知っていてほしい」と思うことと,小児科医が「知りたい」と思うことが一致するかどうか,多少のずれはあるかもしれませんが,子どもの健全な発育・発達を願う気持ちに違いはありません.この企画が小児にかかわる医療者の方々のご参考になれば幸いです.企画編集にあたり,編集委員の先生方,診断と治療社の担当者には大変お世話になりました.心から感謝申し上げます.

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当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
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2017年 Vol.80
No.6 特集/そうだったのか! 今すぐ役立つ小児内分泌のコツ最新号
No.5 特集/研修医が知っておくべき境界領域疾患
No.増刊号 特集/小児科ケースカンファレンス
No.4 特集/今ここでステロイドを再考する-common diseaseから専門領域まで-
No.3 特集/乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
No.2 特集/抗菌薬療法UP-TO-DATE
No.1 特集/小児循環器のファーストタッチから専門診療へ
2016年 Vol.79
No.12 特集/先天異常症候群の新しい展開
No.11 特集/特大号/学校保健パーフェクトガイド
No.10 特集/日本発アレルギー研究最新情報
No.9 特集/ベテラン小児科医が伝授する入院管理・診療のコツ
No.8 特集/小児救急で求められる単純X線写真
No.7 特集/小児循環器治療の最前線-クスリとデバイス
No.6 特集/先天代謝異常症-エキスパートによる最新情報-
No.増刊号 特集/小児の症候群
No.5 特集/研修医のための乳幼児健診のすすめ
No.4 特集/これからどうなる!? 日本の予防接種
No.3 特集/症例から学ぶ小児心身症
No.2 特集/小児在宅医療のエッセンス-必要な知識・技術から緩和ケアまで-
No.1 特集/子どもの外傷~小児科医でもできること,小児科医だからこそできること~
2015年 Vol.78
No.12 特集/小児血液・腫瘍性疾患の診断と治療のトピックス
No.11 特集/特大号/見てわかる小児の皮膚疾患
No.10 特集/より良いプライマリ・ケアのための最新「かぜ」情報
No.9 特集/実地臨床に役立つ食物アレルギーの最新情報
No.8 特集/小児リウマチ性疾患の最新治療
No.7 特集/小児呼吸器疾患をあなどるな!
No.6 特集/小児の輸液・栄養管理の基礎と実践
No.5 特集/よくわかる 小児感染症の基礎知識
No.増刊号 特集/疾患からみる画像診断の進め方・読み方
No.4 特集/日常診療で役立つ小児整形外科の知識
No.3 特集/症例から学ぶ川崎病の診断・治療・管理のエッセンス
No.2 特集/けいれん性疾患の最新の治療
No.1 特集/新生児室のルーチンとトピックス
2014年 Vol.77
No.12 特集/発達障害の臨床-子どもの心の診療として
No.11 特集/特大号/保護者への説明マニュアル
No.10 特集/アレルギー疾患におけるアレルゲン再考
No.9 特集/知っておきたい小児保健のエッセンス
No.8 特集/日常診療に活かす小児の漢方
No.7 特集/小児科医の疑問に答える-耳鼻咽喉科の知識
No.6 特集/日常診療で遭遇する小児腎泌尿器疾患とトピックス
No.5 特集/若手小児科医のための臨床研究入門
No.増刊号 特集/小児の治療指針
No.4 特集/感染症ケースカンファレンス
No.3 特集/一般小児科医のための新生児対応パーフェクトガイド
No.2 特集/ベテラン小児科医が伝授する外来診療のコツ
No.1 特集/災害医学とpreparedness-子どもたちを護るために
2013年 Vol.76
No.11 特集/特大号/わかる心電図-病態に迫る判読のコツ
No.増刊号 特集/理解して出そう小児の検査―オーダー・手技・解釈
2012年 Vol.75
No.増刊号 特集/小児の診療手技100
2011年 Vol.74
No.増刊号 特集/子どもの臨床検査―症候から診断・治療へ
2008年 Vol.71
No.増刊号 特集/増刊号/目で見る最新の超音波診断
2007年 Vol.70
No.増刊号 特集/増刊号/症候からみた小児の診断学