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小児科診療

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2015年 Vol.78 No.3 2015-02-12

症例から学ぶ川崎病の診断・治療・管理のエッセンス

定価:本体2,600円+税

冊 

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掲載論文

序文  /三浦 大
 
Ⅰ 急性期の診断のエッセンス
典型例を正しく診断する  /鮎沢 衛
不全型を適切に診断する  /五百蔵智明
頸部リンパ節腫脹で発症する例を鑑別する  /野村裕一
腹部症状で発症する例を鑑別する  /中川直美
膠原病とまぎらわしい例を鑑別する  /清水正樹
血液検査・尿検査の異常例を診断する  /渡辺 徹
心エコー検査の異常例を診断する  /布施茂登


Ⅱ 急性期の治療のエッセンス
典型例をアスピリンで治療する  /三浦 大
典型例・重症例を免疫グロブリン療法で治療する  /牟田広実
重症例をプレドニゾロンで治療する  /宮田功一・他
重症例をステロイドパルス療法で治療する  /佐野哲也
重症例を抗サイトカイン薬で治療  /浜田洋通
重症例をエラスターゼ阻害薬で治療する  /中村常之・他

Ⅲ 回復期・遠隔期の管理のエッセンス
回復例にワクチンを適切に接種する  /森川和彦・他
冠動脈正常例を適切に管理する  /加藤太一
冠動脈病変を有する例を適切に管理する  /須田憲治

論説
わが国の子どもの貧困率増加に小児科医はどう立ち向かうか?  /衞藤義勝

症例報告
リネゾリド投与が有効であったMRSA人工呼吸器関連肺炎を発症した気管軟化症の1例  /栗原有紀・他

第31回小児神経筋疾患懇話会抄録  /小児神経筋疾患懇話会

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ねらい

三浦 大  /東京都立小児総合医療センター循環器科

 川崎病は,小児科医にとって,診療に悩ましく,ときに恐ろしく,でも学問的に面白い不思議な疾患ではないでしょうか.
 症状がそろわなかったり,いろいろな主訴で始まったり,鑑別に迷ったりして,診断に苦しむ例もあることでしょう.そんなとき,血液,尿,エコーなどの検査所見が参考になって,診断できた例もあると思います.
 治療の標準である免疫グロブリン製剤とアスピリンの使い方も一定ではありません.免疫グロブリン不応例への対策は重要課題ですが,種々の治療のエビデンスは十分確立しておらず,難渋することもあるはずです.最重症例に遭遇した怖い経験もあるかもしれません.
 冠動脈病変を残した例はもちろん,ない例でも回復期のフォローアップは大切ですが,施設によって方針にばらつきがあります.免疫グロブリン療法後の予防接種の時期も国内と海外では相違がありますが,どちらが望ましいのでしょうか.
 このように川崎病の症例では個々のバリエーションが大きいので,教科書を読んだだけでは方針が明らかにならない場合が多いのです.そこで,実際の症例をもとに川崎病の診断・治療・管理のエッセンスを学ぶ特集号を企画しました.川崎病に詳しい執筆者が厳選した症例の診療経過はどれも有意義ですし,根拠となった解説を読むことで内外の新しい知見を得ることもできます.
 川崎病は臨床研究にとって魅力的な題材でもあります.興味深い症例やデータの蓄積を,症例報告,ケースシリーズ,コホート研究,さらに比較試験に結びつけてください.そして,その成果を次の症例に還元してほしいと思います.臨床研究は症例に始まり,症例に終わるのです.
 本特集号は,第一線で働く小児科医にとって,明日の臨床に役立つ内容が満載です.日常臨床で困ったときの診療のヒントに,最新の知識の吸収に,発表のサポートに,ぜひご活用ください.

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No.5 特集/研修医が知っておくべき境界領域疾患
No.増刊号 特集/小児科ケースカンファレンス
No.4 特集/今ここでステロイドを再考する
-common diseaseから専門領域まで-
No.3 特集/乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
No.2 特集/抗菌薬療法UP-TO-DATE
No.1 特集/小児循環器のファーストタッチから専門診療へ
2016年 Vol.79
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