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小児科診療

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2016年 Vol.79 No.1 2015-12-11

子どもの外傷~小児科医でもできること,小児科医だからこそできること~

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

序 文  /‌‌井上信明
 
Ⅰ 小児科医でもできる外傷診療
小児科医が行う外傷診療において留意すべきこと  /‌‌村田祐二
軽症頭部外傷・脳しんとう  /‌‌植松悟子
顔面外傷  /‌‌安 炳文
歯牙損傷  /‌‌杉中見和・他
上肢の外傷  /‌‌岩崎 寛
下肢の外傷  /‌‌安田 幹
熱 傷  /‌‌岡田清春・他
挫創(挫傷)  /‌‌辻  聡
身体的虐待を疑う外傷  /‌‌村上珠菜・他

Ⅱ 小児科医だからこそできる外傷診療
子どもの不慮の事故の現状  /‌‌伊藤友弥
傷害予防概論  /‌‌山中龍宏・他
月齢・年齢,成長発達に応じた事故予防-Bright Futures Guidelinesより-  /‌‌阪下和美
小児科外来での傷害予防への取り組み  /‌‌林 幸子
成長期のスポーツ障害  /‌‌柳田育久
地域での取り組み:科学的アプローチに基づく地域参加型研究  /‌‌出口貴美子
Injury Alert(傷害速報)  /‌‌井上信明
製品や環境の改善による傷害予防  /‌‌北村光司・他
導入の科学:人々の意識や行動変容に取り組む  /‌‌大野美喜子・他
Evidence-based Injury Prevention  /‌‌岸部 峻・他

論 説
本格的な少子化時代の新生児医療  /‌‌高橋尚人

原 著
ドライシロップ剤の使用者は「味」と「水との混ざりやすさ」を重視する  /‌‌石川詩織・他

症例報告
急性無石胆囊炎の7歳女児例  /‌‌有吉 平・他

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ねらい

井上信明  /‌‌東京都立小児総合医療センター救命救急科

 このたび,「小児科診療」に,外傷診療に関する特集が組まれることになりました.これは本誌の歴史の中でも初めてのことであり,その記念すべき特集を担当させていただけることに感謝しています.
 さて本特集の中でたびたび言及されていますが,わが国における子どもたちの最大の死因は不慮の事故です.そしてその陰には,おびただしい数の子どもたちが軽い外傷のために病院を受診していることでしょう.通常,子どもの外傷患者の多くは外科系医師が診療しています.重症外傷は,外傷診療を得意とする救急医や外科医が診療すべきですが,軽症外傷に関しては,要点をおさえて診療することで小児科医でも対応が可能であり,むしろ子どもの特性を理解している小児科医が対応するメリットが多くあると考えています.また外傷患者の診療が苦手であっても,予防活動に重点的に取り組むことはできます.事実「外傷予防活動は,小児科医が世界規模で担うべき役割」と米国小児科学会の学会誌であるPediatricsでは提言されています(Höllwarth ME:Prevention of Unintentionall Injuries:A Global Role for Pediatrician. Pediatrics 132:4-7, 2013).
 今回の特集には2つの軸があります.まず前半は,本特集の副題の前半部分に相当する「小児科医でもできる外傷診療」として,非外科系医師でもできる外傷診療のエッセンスをまとめていただいています.初期評価に始まり,子どもに多い頭部,顔面,歯牙,四肢の外傷について,小児科医が診療する際に留意すべきこと,専門医へ相談するポイントなどを中心に概説していただきました.また,熱傷診療や創傷診療も,小児科医でも十分な質を保った診療ができる実践的内容を紹介していただきました.そして前半の最後は,外傷診療において決して避けることができない,虐待診療のエッセンスを解説していただきました.
 また後半は,副題の後半部分に相当する「小児科医だからこそできる」外傷診療が中心テーマです.これは子どもたちの代弁者として,そして子どもたちを護るために実際に社会を変える行動を起こすことができる,小児科医だからこそできる傷害予防活動に焦点をあてています.その内容は,総論的な現状の紹介に始まり,より具体的,実践的な内容にもふみ込んで解説していただきました.なかには実際に小児科医として傷害予防活動をしておられる小児科医の先生方にも,実際の活動内容をご紹介していただきました.
 これまで,小児科医はあまり積極的に外傷診療にかかわってこなかったかもしれません.しかし,小児科医が「子どもの総合診療医」を目指すためには,軽症外傷の診療は決して避けるべきではありません.それは軽症と思われる外傷患者さんに真摯に向き合い,詳細な病歴聴取とていねいな身体診察を行うことが,不適切な養育環境や発達遅滞の気づきにつながるからです.真の「子どもたちのためのお医者さん」を目指す読者の先生方にとって,今回の特集が診療の一助となれば幸いです.

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2017年 Vol.80
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No.5 特集/研修医が知っておくべき境界領域疾患
No.増刊号 特集/小児科ケースカンファレンス
No.4 特集/今ここでステロイドを再考する-common diseaseから専門領域まで-
No.3 特集/乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
No.2 特集/抗菌薬療法UP-TO-DATE
No.1 特集/小児循環器のファーストタッチから専門診療へ
2016年 Vol.79
No.12 特集/先天異常症候群の新しい展開
No.11 特集/特大号/学校保健パーフェクトガイド
No.10 特集/日本発アレルギー研究最新情報
No.9 特集/ベテラン小児科医が伝授する入院管理・診療のコツ
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No.6 特集/先天代謝異常症-エキスパートによる最新情報-
No.増刊号 特集/小児の症候群
No.5 特集/研修医のための乳幼児健診のすすめ
No.4 特集/これからどうなる!? 日本の予防接種
No.3 特集/症例から学ぶ小児心身症
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No.1 特集/子どもの外傷~小児科医でもできること,小児科医だからこそできること~
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No.12 特集/小児血液・腫瘍性疾患の診断と治療のトピックス
No.11 特集/特大号/見てわかる小児の皮膚疾患
No.10 特集/より良いプライマリ・ケアのための最新「かぜ」情報
No.9 特集/実地臨床に役立つ食物アレルギーの最新情報
No.8 特集/小児リウマチ性疾患の最新治療
No.7 特集/小児呼吸器疾患をあなどるな!
No.6 特集/小児の輸液・栄養管理の基礎と実践
No.5 特集/よくわかる 小児感染症の基礎知識
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No.4 特集/日常診療で役立つ小児整形外科の知識
No.3 特集/症例から学ぶ川崎病の診断・治療・管理のエッセンス
No.2 特集/けいれん性疾患の最新の治療
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No.11 特集/特大号/保護者への説明マニュアル
No.10 特集/アレルギー疾患におけるアレルゲン再考
No.9 特集/知っておきたい小児保健のエッセンス
No.8 特集/日常診療に活かす小児の漢方
No.7 特集/小児科医の疑問に答える-耳鼻咽喉科の知識
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2012年 Vol.75
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2007年 Vol.70
No.増刊号 特集/増刊号/症候からみた小児の診断学