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診断と治療社 | 雑誌詳細:小児科診療

小児科診療

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2016年 Vol.79 No.5 2016-04-12

研修医のための乳幼児健診のすすめ

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

序 文  /岡  明
 
Ⅰ総 論
乳幼児健診の現状と課題  /山崎嘉久
健診を通じた食育の推進  /児玉浩子
健診の場で「育てにくい」子どもの発見と対応  /秋山千枝子

Ⅱ分野別健診のポイント
心疾患のスクリーニング方法  /鮎沢 衛
アトピー性皮膚炎のみかたと対応  /渋谷紀子
乳児股関節脱臼の新しいスクリーニング方法  /朝貝芳美
健診で見つけるビタミン欠乏  /北中幸子
乳児期の運動発達のチェックポイント  /小沢愉理・他
言語発達のみかた  /伊住浩史
発達障害の早期発見  /安原昭博
口腔健診のポイント  /渡部 茂
虐待・ネグレクトリスクの発見と対応  /小川 厚

Ⅲ各時期ごとの健診のチェックポイント
1か月健診  /水野克己
3~4か月健診  /田邉卓也
9~10か月健診  /横井茂夫
1歳6か月健診  /川上一恵
3歳児健診  /吉永陽一郎
5歳児健診  /林  隆

論 説
必要ありません  /友政 剛

症例報告
胃角部小彎側に生じたDieulafoy潰瘍の1歳女児例  /吉光哲大・他

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ねらい

岡  明  /東京大学医学部小児科

 乳幼児健診は,子どもたちの健康を増進したいという小児科医にとって,楽しい仕事ではないかと思う.日頃,育児に頑張っている保護者を励まし,勇気づけることは,小児科医としても最も喜びとする瞬間ではないだろうか.小児科医のちょっとしたねぎらいの言葉で癒され,勇気づけられる保護者も多いと思うと,われわれも健診に向かう気持ちを常に高めていく必要がある.
 一方で,プロとして小児科医は冷静に,栄養状態の問題や身体疾患を見逃さないというだけでなく,発達の評価および発達障害の早期発見,虐待・ネグレクトなどの育児環境の把握など,非常に多岐にわたる目配りをすることが求められる.また,予防接種をスケジュール通りに行っていないなどの支援が必要な家庭と,医療や福祉がつながりを作る数少ない場面でもある.
 したがって,われわれは健診についてのスキルアップを常に意識していかなければならない.しかし健診は,個別健診や集団健診などの様式も様々で,そこにかかわる職種も一定ではなく,健診の具体的な方法についても標準化されているわけではなかった.系統的な若手医師への教育システムがあるわけでもなく,先輩から現場で基本を教えてもらい,後は自力で習得することになっていた.
 さらに地域ごとの健診の結果を比較する中で,健診の精度の問題となってきている,例えば,「首がすわっている」と判断する基準は様々なために,異常と判定される率は実施者によって大きく変わってしまう.また,どういった場合に二次健診として医療機関に紹介するかなどの基準は,個々の医師の経験に基づいており,若手医師の最も苦手とする分野である.
 本特集では,健診のベテランの先生方に,ご自分の問題意識,やり方や工夫,注意点などを呈示していただきながら,若手医師に乳幼児健診の実践的なやり方を伝えていただくようにお願いをした.ベテラン医師が工夫されている点や,二次健診に紹介するポイントなども含め,培ってこられたエッセンスを記載いただいたと思っている.
 本特集を通じて若い小児科医が,プロとして健診に臨んでいただきたいと思っている.子育てに知識や自信のない保護者が増えている中で,小児科医の仕事の一部である小児保健は,子育て支援を視野に入れる必要がある.インターネットの情報は信用しても,なかなか関係者に耳を貸さない保護者も,小児科医のていねいな説明には反応してくれる,その意味でも,健診を通じたコミュニケーションが大事になってくる.
 ぜひ,乳幼児健診のエキスパートを目指してください.本特集がその一助となれば幸いです.

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2017年 Vol.80
No.6 特集/そうだったのか! 今すぐ役立つ小児内分泌のコツ最新号
No.5 特集/研修医が知っておくべき境界領域疾患
No.増刊号 特集/小児科ケースカンファレンス
No.4 特集/今ここでステロイドを再考する-common diseaseから専門領域まで-
No.3 特集/乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチから専門診療へ
No.2 特集/抗菌薬療法UP-TO-DATE
No.1 特集/小児循環器のファーストタッチから専門診療へ
2016年 Vol.79
No.12 特集/先天異常症候群の新しい展開
No.11 特集/特大号/学校保健パーフェクトガイド
No.10 特集/日本発アレルギー研究最新情報
No.9 特集/ベテラン小児科医が伝授する入院管理・診療のコツ
No.8 特集/小児救急で求められる単純X線写真
No.7 特集/小児循環器治療の最前線-クスリとデバイス
No.6 特集/先天代謝異常症-エキスパートによる最新情報-
No.増刊号 特集/小児の症候群
No.5 特集/研修医のための乳幼児健診のすすめ
No.4 特集/これからどうなる!? 日本の予防接種
No.3 特集/症例から学ぶ小児心身症
No.2 特集/小児在宅医療のエッセンス-必要な知識・技術から緩和ケアまで-
No.1 特集/子どもの外傷~小児科医でもできること,小児科医だからこそできること~
2015年 Vol.78
No.12 特集/小児血液・腫瘍性疾患の診断と治療のトピックス
No.11 特集/特大号/見てわかる小児の皮膚疾患
No.10 特集/より良いプライマリ・ケアのための最新「かぜ」情報
No.9 特集/実地臨床に役立つ食物アレルギーの最新情報
No.8 特集/小児リウマチ性疾患の最新治療
No.7 特集/小児呼吸器疾患をあなどるな!
No.6 特集/小児の輸液・栄養管理の基礎と実践
No.5 特集/よくわかる 小児感染症の基礎知識
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No.4 特集/日常診療で役立つ小児整形外科の知識
No.3 特集/症例から学ぶ川崎病の診断・治療・管理のエッセンス
No.2 特集/けいれん性疾患の最新の治療
No.1 特集/新生児室のルーチンとトピックス
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No.11 特集/特大号/保護者への説明マニュアル
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No.9 特集/知っておきたい小児保健のエッセンス
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2012年 Vol.75
No.増刊号 特集/小児の診療手技100
2011年 Vol.74
No.増刊号 特集/子どもの臨床検査―症候から診断・治療へ
2008年 Vol.71
No.増刊号 特集/増刊号/目で見る最新の超音波診断
2007年 Vol.70
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