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小児科診療

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2016年 Vol.79 No.7 2016-06-10

小児循環器治療の最前線-クスリとデバイス

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

序 文  /三浦 大
 
Ⅰ 適正な使いかたを考える
小児循環器領域における未承認薬・適応外薬  /中川雅生
小児循環器領域における臨床試験  /小林 徹

Ⅱ 薬剤の使いかたを知る
カテコラミンの使いかた  /本村 誠
利尿薬の使いかた  /稲井 慶
レニン・アンジオテンシン系抑制薬の使いかた  /村上智明
ジギタリスの使いかた  /前田 潤
β遮断薬の使いかた  /堀米仁志
ナトリウムチャネル遮断薬の使いかた  /岩本眞理
カリウムチャネル遮断薬の使いかた  /芳本 潤
ホスホジエステラーゼ阻害薬の使いかた  /星合美奈子
プロスタグランジン製剤の使いかた  /星野健司
エンドセリン受容体拮抗薬の使いかた  /中山智孝
抗血栓薬・抗凝固薬の使いかた  /浜田洋通
ガス療法の使いかた  /澤田博文・他

Ⅲ デバイス治療の進めかたを極める
カテーテルによる欠損孔・血管閉鎖術の進めかた  /矢崎 諭
カテーテルによる弁・血管形成術の進めかた  /大木寛生
カテーテルアブレーションの進めかた  /住友直方
ペースメーカ療法の進めかた  /鈴木嗣敏

論 説
国際化に向けての子育てを含めた社会基盤の整備  /衞藤義勝

原 著
小児てんかん重積状態の治療に関する検討-静注用抗てんかん薬の選択と有用性について-  /池本 智・他

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ねらい

三浦 大  /東京都立小児総合医療センター循環器科,臨床試験科

 「クスリは内科医のメスよ!」
 研修医時代の回診の際,クスリの投与量を聞かれて答えられなかった私は,亡き教授に厳しく叱責された.当時は若気の至りで不貞腐れていたが,この御言葉の重みは今になればよくわかる.
 治療に関する技量を,外科系の医師では手術のメスさばきではかるなら,内科系の医師ではクスリの使いかたではかるということなのだろう.クスリの有効性と安全性を知り,病態に応じて適切に使い分けることは,古くは薬師(クスシ)とよばれた者こそ為せる業であった.
 われわれ小児の内科医にとってクスリを使うことは,大人の内科医よりも色々な難しさがある.体重1 kg未満の新生児から50 kg以上の年長児まで変化する年齢に加え,バリエーションの多い疾患や合併症も考慮しなければならない.
 小児では未承認・適応外薬の問題も大きい.その割合は約7割に及ぶといわれ,患者・家族側にとっては,薬剤の供給が不安定になり,副作用の健康被害救済制度の対象外になるおそれがある.医療者側にとっては,保険の査定や返戻を受けたり,副作用に対する医療訴訟で不利になったりする可能性がある.小児科医は保険適用の有無,添付文書の記載を知り,治験など適応取得に向けた動きに協力することにも努めてほしい.
 小児循環器領域では,心不全,不整脈,肺高血圧,血栓症などに対する薬物療法は,近年,劇的な変化をとげ,患者・家族も医療者も恩恵を被っている.一方,小児科医はクスリの適応,用量・用法,副作用について十分理解し,注意深く使用する必要があるが,その進歩に追いついていない面もあるだろう.
 また,小児循環器領域では,あたかも手術のメスのように働く特殊なデバイスもある.欠損孔や異常血管を塞いだり,狭窄した血管を広げたりするカテーテルインターベンション,不整脈に対するアブレーションやペースメーカなども,クスリと同様に,小児に対する適応,使用法,合併症を熟知して用いなければならない.小児の未承認・適応外の問題はデバイスにも存在し,遅れを取り戻す取り組みが始まっている.
 本号では,小児循環器領域のクスリとデバイスの最新の知見について,それぞれのエキスパートにご執筆いただいた.治療のメカニズム,具体的な使いかたのコツ,安全性の注意点など実際的なノウハウが濃縮された贅沢な特集号である.軽症から重症まで様々な小児循環器疾患の診療に携わるすべての小児科医にとって,必ずや役立つ座右の書をお届けする.

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