HOME > 雑誌詳細

雑誌詳細

診断と治療社 | 雑誌詳細:小児科診療

小児科診療

最新の情報からベーシックな知識までわかりやすくお届けします!

読者の要望にお応えすべくup-to-dateな特集を提供.内容の充実とわかりやすい解説に腐心しました.

一目で要点をとらえ,本文へ読みすすみやすいレイアウト.

「増刊号」・「特大号」を年各1冊発行.読者の厚い信頼に応える内容で日常診療に不可欠な情報満載.

連載「Photo Quiz」ではビジュアルに画像診断のポイントを解説.

2018年 Vol.81 No.3 2018-02-14

退院から生後1か月までの保護者の不安に

定価:本体2,700円+税

冊 

ページの先頭へ戻る

掲載論文

序 文  /北東 功

Ⅰ.新生児期の特徴と母子関係の確立
 生後1か月までの新生児の変化  /松下悠紀・他
 母子関係の確立-出生~生後1か月頃までの正常な母子関係の変化の過程  /堀内 勁

Ⅱ.よく聞かれる症状と質問
 全身状態,授乳  /水野克己
 皮膚,臍  /田中太平
 頭頸部  /吉尾博之
 呼吸器  /溝上雅恵・他
 消化器  /宮沢篤生
 便,尿  /三輪雅之
 外陰部  /倉辻 言
 四 肢  /大城達男
 生活習慣  /長屋 建

Ⅲ.受診時に見落としてはいけない疾患
 循環器疾患  /金 基成
 消化器疾患  /正畠和典・他
 感染症  /高橋尚人
 内分泌・代謝疾患  /河井昌彦

Ⅳ.育児支援
 母子関係の支援  /水主川 純・他
 社会的支援  /古川律子

症例報告
 腹痛に先行して反復する嘔吐を主訴に発見された先天性胆道拡張症の1例  /山田早彌・他
 怒責により特発性縦隔気腫を発症した標準体型の思春期男子例  /中谷恵理・他

ページの先頭へ戻る

ねらい

北東 功  /聖マリアンナ医科大学小児科

 新生児学の発展に伴い,新生児の死亡率は減少し,現在わが国では1,000出生あたり約1名の新生児死亡率となっている.産科・小児科医の努力の賜ではあるが,産まれた赤ちゃんはほぼ元気に家に帰ってゆくということになる.しかし,新生児期は胎内環境から外界での生活へのダイナミックな変化に適応する時期であり,その生活に慣れるまでにはそれなりの時間を要する.一方で,少子化の現在ではほとんどの母親にとって,出産は一生に1回から2回であり,子育ての経験はほとんどないに等しい状態である.産後の入院中に育児について助産師や看護師が手伝い,指導を受けているものの,退院後は突然1人で,そしてほとんどの母親にとっては初めての子育てを行うこととなる.すなわち母と子お互いが初めての環境で同居生活を開始する.そしてその1か月は母子関係を確立するためにも非常に大切な時期である.
 多産,大家族であった時は,おばあちゃんが子育てのノウハウを母親に“伝承”してゆく形で新生児の生理的な変化や母親の心配事の解消に役立てられていた.しかし,現在は少子化,核家族化によりそのシステムが失われている.一方,インターネットの普及で過剰ともいえるほどの情報量が得られるほか,SNSによる新たな育児情報取得手段も誕生している.不安をすぐに調べられ,多くの情報が得られることで子育てによい影響をもたらすこともあるかもしれないが,Webの情報は玉石混淆で,SNSのつながりも所詮は他人事であることから,誤った情報の取得や,過剰な情報の取得で不安が増幅されてしまうこともあるであろう.また,子育てについての“伝承”についても科学的には正しくなかったというものもあり,母と祖母間で対立が生じることもよくみられる.
 本特集号では,新生児期に母親からよく聞かれる質問について,周産期医療に従事していない医師であっても正しく答えていただけるよう特集を組んだ.内容としては,まず出生後1か月までの新生児の変化と母子関係の成立について総説を掲載している.次いでよく聞かれる質問についての章を設けている.1か月までの新生児をもつ母からよく聞かれることは医学的なものから生活習慣,旅行の可否など実に多様で,疾患の鑑別になるような医学的に大切な訴え情報から,医師にとっては取るに足りないようなことまで存在する.そこで,それらをできるだけ部位別に編集した.一方,出生後しばらくしてから発症する重篤な疾患があるほか,退院後に母子関係が破綻し重大な問題が生じる場合もあるため,見逃してはならない疾患・状態についての章をその次に設けている.最後に,産後うつに関する対応や育児支援の制度についての章を設けた.
 原稿は,周産期医療に従事されている産科・小児科の先生方に依頼させていただいた.一般診療では親を安心させることも大切であり,本誌はその観点で編集させていただいた.1か月健診までの外来や電話相談に役立てていただけると幸いである.

ページの先頭へ戻る

当社発行の雑誌は発行から1年後に論文単位でPDFファイルの
ダウンロード購入が可能です.詳細はメディカルオンラインへ

2018年 Vol.81
No.12 特集/難しくない 小児腎領域の難病診療最新号
No.11 特集/今さら聞けない? 小児救急の総復習
No.10 特集/生活習慣病と子ども−DOHaDと健康のカギ
No.9 特集/小児感染症の専門医を目指そう!
No.8 特集/小児の中枢神経画像update
No.7 特集/おさえたい診療ガイドラインのツボ
No.6 特集/日常診療にひそむ小児リウマチ性疾患
No.5 特集/研修医必携!これだけは知ってほしい薬の使
No.増刊号 特集/小児の治療指針
No.4 特集/注目すべき国際感染症
No.3 特集/退院から生後1か月までの保護者の不安に
No.2 特集/実践!小児漢方 はじめの一手,次の一手
No.1 特集/ここまできた小児神経・筋疾患の診断・治療
2017年 Vol.80
No.12 特集/アレルギー疾患FAQ
No.11 特集/小児科エコー活用術
No.10 特集/日常生活にひそむ小児血液,腫瘍性疾患
No.9 特集/症例から学ぶ感染症診療のコツ
No.8 特集/新しいガイドラインに基づいた最新の夜尿症
No.7 特集/新・発達障害支援〜小児科医へのメッセージ
No.6 特集/そうだったのか!今すぐ役立つ小児内分泌の
No.5 特集/研修医が知っておくべき境界領域疾患
No.増刊号 特集/小児科ケースカンファレンス
No.4 特集/今ここでステロイドを再考する
No.3 特集/乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチか
No.2 特集/抗菌薬療法UP-TO-DATE
No.1 特集/小児循環器のファーストタッチから専門診療
2016年 Vol.79
No.12 特集/先天異常症候群の新しい展開
No.11 特集/学校保健パーフェクトガイド−新しい小児科
No.10 特集/日本発アレルギー研究最新情報
No.9 特集/ベテラン小児科医が伝授する入院管理・診療
No.8 特集/小児救急で求められる単純X線写真
No.7 特集/小児循環器治療の最前線−クスリとデバイス
No.6 特集/先天代謝異常症−エキスパートによる最新
No.増刊号 特集/小児の症候群
No.5 特集/研修医のための乳幼児健診のすすめ
No.4 特集/これからどうなる!? 日本の予防接種
No.3 特集/症例から学ぶ小児心身症
No.2 特集/小児在宅医療のエッセンス−必要な知識・技
No.1 特集/子どもの外傷〜小児科医でもできること,小
2015年 Vol.78
No.12 特集/小児血液・腫瘍性疾患のトピックス
No.11 特集/見てわかる小児の皮膚疾患
No.10 特集/より良いプライマリ・ケアのための最新「かぜ」情報
No.9 特集/実地臨床に役立つ食物アレルギーの最新情報
No.8 特集/小児リウマチ性疾患の最新治療
No.7 特集/小児呼吸器疾患をあなどるな!
No.6 特集/小児の輸液・栄養管理の基礎と実践
No.5 特集/よくわかる 小児感染症の基礎知識
No.増刊号 特集/疾患からみる画像診断の進め方・読み方
No.4 特集/日常診療で役立つ小児整形外科の知識
No.3 特集/症例から学ぶ川崎病の診断・治療・管理のエ
No.2 特集/けいれん性疾患の最新の治療
No.1 特集/新生児室のルーチンとトピックス
2014年 Vol.77
No.11 特集/保護者への説明マニュアル
2013年 Vol.76
No.増刊号 特集/理解して出そう小児の検査-オーダー・手技・解釈
2012年 Vol.75
No.増刊号 特集/小児の診療手技100
2011年 Vol.74
No.増刊号 特集/子どもの臨床検査