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書籍詳細

診断と治療社 内分泌シリーズ

もっとわかりやすい原発性アルドステロン症診療マニュアル診断と治療社 | 書籍詳細:もっとわかりやすい原発性アルドステロン症診療マニュアル

国立病院機構京都医療センター内分泌代謝高血圧研究部部長

成瀬 光栄(なるせ みつひで) 編著

東京女子医科大学第二内科講師

田辺 晶代(たなべ あきよ) 編著

初版 B5判 並製 52頁 2011年11月30日発行

ISBN9784787819000

定価:本体1,900円+税
  

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専門外医師が原発性アルドステロン症を疑った際に気軽に読めるマニュアルの改訂新版.新しい診療ガイドラインに基づいた内容に更新し,本文も要点をしぼったよりわかりやすいものとした.さらに,よくある患者さんの疑問とそれに対する回答例のQ&A,すでに治癒した患者さんの体験談などを新たに掲載し,医師のみならず,患者さんが自身の病気を理解するためにも役立つ一冊である.

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目次

本書を推薦する/猿田享男
改訂にあたって/成瀬光栄
謝 辞

第1章 原発性アルドステロン症の基礎知識
 1 アルドステロンとはどんなホルモンか?
 2 原発性アルドステロン症とはどんな病気か?
 3 レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系
 4 基礎知識①:診断が必要な理由
 5 基礎知識②:発生頻度 
 6 基礎知識③:合併症 
 7 基礎知識④:カリウム

第2章 原発性アルドステロン症の診断 
 1 診療の手順①:日本高血圧学会ガイドライン 
 2 診療の手順②:日本内分泌学会ガイドライン
 3 原発性アルドステロン症ハイリスクの高血圧
 4 スクリーニング法
 5 ARRのカットオフ値
 6 レニン・アルドステロンの採血条件
 7 降圧薬の影響
 8 ARRが偽陽性になる場合
 9 ARRの落とし穴①:低レニンの大きな影響
 10 ARRの落とし穴②:ARRの変動
 11 機能確認検査
 12 局在診断法 
 13 副腎CT
 14 131I-アドステロール副腎シンチグラフィ
 15 選択的副腎静脈サンプリング①:実施方法
 16 選択的副腎静脈サンプリング②:判定基準 

第3章 原発性アルドステロン症の治療 
 1 治療の概要
 2 外科的治療
 3 薬物療法 
 4 アルドステロン拮抗薬 

第4章 患者さんのギモンに答える! 原発性アルドステロン症Q&A

患者さんの体験談 原発性アルドステロン症わたしの場合 
説明用パンフレット(医師向け) 
説明用パンフレット(患者向け) 
用語解説 
編著者略歴 

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序文

改訂にあたって
 原発性アルドステロン症は近年,最も注目されている高血圧の病気の一つです.治癒可能であることに加えて,高血圧に占める頻度が高いこと,治療抵抗性の原因となること,心血管系合併症が多いこと,などがその理由です.高血圧の約3~10%を占めることが指摘されていることから,わが国では約100万人もの患者がいる可能性があります.原発性アルドステロン症は内分泌疾患ではありますが,実際の日常診療では高血圧が対象であり,その診療には一般診療クリニックや様々な分野の医師が従事しています.
 そこで2008年に,原発性アルドステロン症の病態,診断,治療について,専門外の医師にもわかりやすい解説書として『わかりやすい原発性アルドステロン症診療マニュアル』を刊行しました.それと並行して日本高血圧学会,日本内分泌学会からガイドラインが発表され,本疾患に関する社会的認知度もおおいに高まったといえます.しかしながら,スクリーニング対象,スクリーニング方法,機能確認検査,画像検査,局在診断,治療法の選択など,原発性アルドステロン症の診断・治療はステップが多く,まだまだわかりにくいのが実情です.また,患者さんが本書を購入して入院されたとの話も少なからず耳にしました.患者さんにとってわかりやすい解説書がないことも事実です.
 このような背景から,一般診療クリニックの医師のみならず,患者さんにとっても役に立つことを目的として,これまで以上にもっとわかりやすい内容に改訂し,『“もっと”わかりやすい原発性アルドステロン症診療マニュアル』として刊行することとしました.さらに,著者が実際に担当した患者さんにも協力いただき,体験談をご執筆いただきました.この場を借りて改めてご協力に感謝いたします.
 本書はこれまで刊行してきた『内分泌代謝専門医ガイドブック』『原発性アルドステロン症診療マニュアル』『褐色細胞腫診療マニュアル』『クッシング症候群診療マニュアル』『甲状腺疾患診療マニュアル』『内分泌機能検査実施マニュアル』『内分泌性高血圧診療マニュアル』『内分泌画像検査・診断マニュアル』などの「診断と治療社内分泌シリーズ」の一つとして企画されており,今後,わが国の原発性アルドステロン症の診療水準向上にさらに貢献できることを期待しています.

2011年10月
国立病院機構京都医療センター
内分泌代謝高血圧研究部
部長 成瀬光栄