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書籍詳細

日常業務とICTラウンドに活かせる
千葉大学病院 病院感染予防対策パーフェクト・マニュアル診断と治療社 | 書籍詳細:千葉大学病院 病院感染予防対策パーフェクト・マニュアル

千葉大学医学部附属病院感染症管理治療部 部長

猪狩 英俊 (いがり ひでとし) 監修

千葉大学真菌医学研究センター感染制御分野

石和田 稔彦 (いしわだ なるひこ) 責任編集

千葉大学医学部附属病院看護部・感染症管理治療部

井上 智香子 (いのうえ ちかこ) 責任編集

千葉大学医学部附属病院看護部・感染症管理治療部

千葉 均(ちば ひとし) 責任編集

初版 B5判 並製 136頁 2015年01月05日発行

ISBN9784787821157

定価:本体2,800円+税
  

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病院感染予防対策のマニュアルを作成する際のモデルとなる書籍.千葉大学病院内で実際に使用されているマニュアルをもとに加筆・修正し、幅広い医療現場で役立つ一冊となっている.
標準予防策,感染経路別予防策,医療機器の日常管理,病原体別予防策などを1ページ,または2ページ単位で簡潔に示している.日常業務・感染予防対策に活かせるだけではなく,ICTスタッフが実際にマニュアル作成する際に有用な内容となっている.

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目次

発刊にあたって
A 標準予防策
 1 標準予防策とは
 2 手指衛生
 3 個人防護具(PPE)
  ・職業感染防止のためのPPEの使用基準
  ・手袋
  ・サージカルマスク
  ・N95マスク
  ・エプロン,ガウン
  ・フェイスシールド,アイシールド
  ・キャップ,シューズカバー
 4 洗浄・消毒・滅菌
  ・機器・器材の処理方法
  ・滅菌物の管理
 5 病院環境整備
  ・リネン類の管理
  ・使用済みリネンの分別・回収方法
  ・清拭タオルの取り扱い
  ・ベッド,マットレス,車いす,ストレッチャーの衛生管理
  ・NICU・GCU,新生児室の環境整備,保育器(開放式・閉鎖式)とコットの清掃と消毒
  ・空調管理
 6 呼吸器衛生/咳エチケット
 7 災害発生時の感染管理
 8 流行性感染症の検知

B 職業感染対策
 1 針刺し・切創,血液・体液曝露時の対応行動
 2 針刺し・切創,血液・体液曝露の予防と対策
 3 リキャップ禁止と安全器具の使用
 4 職員の抗体検査と予防接種

C 感染経路別予防対策
 1 感染経路別予防策の種類
  ・感染対策に必要な情報の病室表示
 2 接触感染予防策
 3 飛沫感染予防策
 4 空気感染予防策
 5 多剤耐性菌予防策
 6 バイオテロ(生物剤)対策(Biological)

D 病原体別対応
 1 流行性角結膜炎
 2 インフルエンザ
  ・入院患者のインフルエンザ発生時の対応
  ・職員のインフルエンザ発生時の対応
 3 水痘・帯状疱疹
 4 麻疹
 5 風疹
 6 流行性耳下腺炎(ムンプス)
 7 ウイルス性胃腸炎
 8 RSウイルス感染症
 9 腸管出血性大腸菌感染症
 10 結核
  ・結核(疑い含む)発生時の連絡体制
 11 疥癬
 12 クロストリジウム・ディフィシル(CD)関連下痢症
 13 クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)
 14 MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)感染症
 15 緑膿菌感染症
 16 MDRP(多剤耐性緑膿菌)感染症
 17 MDRAB(多剤耐性アシネトバクター)感染症
 18 VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)感染症

E 感染症患者届出発生報告
 1 法的届出の方法と連絡体制
 2 感染症法対象疾患と届出(結核を含む)
 3 学校保健安全法

F アウトブレイク
 1 アウトブレイク時の対応
 2 アウトブレイク時の周知と各部署の役割

G 検体の取り扱い
 1 細菌検体採取方法と検体の取り扱い方
 2 検体別採取方法

H 処置・ケア関連
 1 血液培養採取時の注意点
 2 血流感染(BSI)予防
  ・中心静脈カテーテル管理
  ・末梢静脈カテーテル管理
  ・注射薬調整時の管理
 3 尿路感染(UTI)予防
  ・尿道カテーテル管理
 4 人工呼吸器関連肺炎(VAP)予防
 5 口腔ケア
 6 手術部位感染(SSI)防止
  ・手術部位感染管理
 7 予防接種(ワクチン)接種前後の手術可能期間
 8 ドレナージ感染予防
  ・閉鎖式ドレーン管理
 9 オムツ交換
 10 抗菌薬適正使用の目的・指針

I 廃棄物取り扱い
 1 感染性廃棄物

付録
略語一覧
参考文献

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序文

発刊にあたって
 病院感染対策は,病院の基本的な機能のひとつです.感染対策の破綻は患者さん個人に不利益をもたらすだけでなく,感染対策を講ずる範囲が拡大すれば当該施設の不利益,さらには地域の医療施設への負担も増すことになります.
 病院感染対策を遂行するためマニュアルの整備は必須であり,各部署に配備されていると思いますが,現場で活用してもらえているでしょうか.
 当院ではマニュアルを活用してもらうために,内容はもちろんですが“みやすさ”として以下3点にPointを置いて整備してきました.
①視覚的にみやすい(文字が溢れていない,表や図で表記する)
②内容がわかりやすい(現場で実践してもらいたい行動を記載,使用物品も商品名で記載する)
③必要な情報が抽出しやすい(インデックスをつける,1項目を1ページまたは見開き2ペー
 ジに納めて記載する)

 病院感染対策を適切に実践するためには,病院で働くすべての医療従事者が共通認識のもと実践することが必要です.その共通認識すべき考え方と行動を示したものが,病院感染予防対策マニュアルです.熟読しなければ対策を講じることができないマニュアルでは,現場で活用してもらえません.
 マニュアルの作成にあたっては,最新のエビデンス(各種ガイドラインの勧告など)を取り入れる必要がありますが,内容を盛り込み過ぎると現場で使用しづらくなります.自施設の現状を踏まえ,実践可能な内容とすることが重要です.本書をそのような視点でみていただき,活用していただければ幸いです.

千葉大学医学部附属病院 感染症管理治療部・ICT