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クリニカルクエスチョン

不整脈診療クリニカルクエスチョン200診断と治療社 | 書籍詳細:不整脈診療クリニカルクエスチョン200

東京医科歯科大学不整脈センターセンター長

平尾 見三 (ひらお けんぞう) 編集

東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科生命機能情報解析学准教授

笹野 哲郎(ささの てつお) 編集協力

初版 B5判 並製 352頁 2015年04月25日発行

ISBN9784787821362

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定価:7,150円(本体価格6,500円+税)
  

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不整脈診療で日頃疑問に感じたり,当たり前で聞きづらいことってありませんか? 本書は不整脈診療のエキスパートたちがおくる,不整脈Q&Aの決定版です.忙しい診療の合間に,どこからでも読めて,すぐにポイントがつかめる,不整脈診療のあなたのパートナーとなる1冊.ぜひ開いてみてください.

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目次

口絵カラー



執筆者一覧

1章
洞不全症候群
Q 1 脈が遅いとどんな症状が出るか?
Q 2 40/分の洞徐脈は治療が必要か?
Q 3 洞停止はなぜ起こるのか?
Q 4 洞房ブロックは洞停止と鑑別しなくてはいけないか?
Q 5 徐脈頻脈症候群とは何か? その治療法は?
Q 6 “洞不全症候群”の心電図所見は?
Q 7 Rubenstein分類はなぜ必要なのか?
Q 8 有症候の洞徐脈に対する薬物治療の適応と方法は?
2章
房室伝導障害
Q 9 房室伝導障害とは心臓のどこが悪いのか?
Q 10 房室ブロックの心電図の分類とは?
Q 11 第Ⅰ度房室ブロックには何か悪いことがあるのか?
Q 12 第Ⅰ度房室ブロックと脚ブロックの合併例ではどんな注意が必要か?
Q 13 第Ⅱ度房室ブロックの心電図所見は?
Q 14 Wenckebach型とMobitzⅡ型,どちらがより重症か? その理由は?
Q 15 第Ⅲ度房室ブロック例はすべて永久的ペースメーカ植込みの適応か?
3章
心室内伝導障害
Q 16 心室内伝導障害は房室伝導障害とはどう違うのか?
Q 17 右脚ブロックで鑑別すべき疾患は?
Q 18 2枝ブロック/不完全3枝ブロックとは何か?
Q 19 2枝ブロック/不完全3枝ブロックを見つけたらどうすべきか?
Q 20 左脚ブロックは,右脚ブロックと臨床的に何が異なるのか?
Q 21 脚ブロックはペースメーカ植込みが適応となるのか?
4章
期外収縮・補充収縮
Q 22 期外収縮の心電図上の定義と分類は?
Q 23 期外収縮出現時の脈拍はどのように触知されるか?
Q 24 “上室”期外収縮とは何か?
Q 25 心房期外収縮と心室期外収縮とはどちらが臨床的に,より“重症”か?
Q 26 「心房期外収縮で徐脈になることがある」は正しいか?
Q 27 「幅の広いQRSの期外収縮は心室性」は正しいか?
Q 28 心室期外収縮は健常人には出ないのか? 出るときには日常生活の注意は?
Q 29 心室期外収縮の薬物治療の第一選択は?
Q 30 補充収縮は期外収縮とどう違うのか?
Q 31 補充調律はどういうときに出現するか?
5章
頻脈総論
Q 32 心電図上の頻脈の定義とは?
Q 33 QRS幅で分類する方法のメリットは? narrow QRS頻拍,wide QRS頻拍にどんなものがあるか?
Q 34 narrow QRS頻拍の心電図鑑別の実際的方法は?
Q 35 wide QRS頻拍の心電図鑑別の実際的方法は?
6章
洞頻脈・心房頻拍・心房粗動
Q 36 洞頻脈とは何か? 持続する場合にはどのような疾患/病態を考えるべきか?
Q 37 不適切洞頻脈とはどういうときに診断するのか? その治療法は?
Q 38 心房頻拍の心電図上の特徴は何か? 心房粗動との鑑別は?
Q 39 心房頻拍のP波形から発生起源を推定することはできるか?
Q 40 心房頻拍の発生起源として多いのはどこか?
Q 41 心房頻拍と心不全の関連性は?
Q 42 心房粗動の心電図上の特徴とその分類は?
Q 43 通常型あるいは非通常型心房粗動の心電図の診断はどのように行うか?
Q 44 三尖弁 ―下大静脈間峡部依存性の心房粗動は心電図上は“通常型”になるのか?
Q 45 心房粗動は抗不整脈薬服用で出現するか? その場合に注意すべきことは何か?
Q 46 心房粗動があるときの自覚症状は?
Q 47 心房粗動は根治治療できるか?
7章
発作性上室頻拍
Q 48 発作性上室頻拍の診断名の由来と定義は?
Q 49 心電図上のP波から発作性上室頻拍の機序は推定できるか?
Q 50 自覚症状から発作性上室頻拍の存在が疑われたときにはどうすれば診断可能か?
Q 51 房室結節リエントリー性頻拍とは何か?
Q 52 房室リエントリー性頻拍の回路は?
Q 53 いわゆるlong RP頻拍の心電図の特徴は? 三つの鑑別すべき不整脈とは何か?
8章
心房細動
Q 54 心房細動の心電図診断のコツは?
Q 55 心房細動時の心室応答はどこで規定されるのか?
Q 56 心房細動で心室ペースメーカを植込む適応は?
Q 57 心房細動による徐脈頻脈症候群はどんな心電図になるか?
Q 58 心房細動発作の発生を予防する治療法は?
Q 59 心房細動を停止させる治療法は?
Q 60 Pill in the pocketとは? その注意点は?
Q 61 心房細動が持続するようになったら治療はどうするか?
Q 62 心房細動治療:リズムコントロールとは? 使用薬剤は?
Q 63 心房細動治療:レートコントロールとは? 薬剤の選択は?
Q 64 WPW症候群に合併した心房細動にベラパミル投与が禁忌である理由は?
Q 65 抗凝固療法の適応は?
Q 66 ワルファリンと新規経口抗凝固薬(NOAC)の使い分けは?
Q 67 NOACの使い分けは?
Q 68 心房細動患者のアブレーションの適応ガイドラインは?
Q 69 発作性心房細動のアブレーション法とは?
Q 70 持続性心房細動のアブレーション法とは?
Q 71 心房細動アブレーション後に心房頻拍が再発したらどうするか?
Q 72 肺静脈アブレーションの際,バルーンカテーテル治療はどのような症例が適応か?
Q 73 心房細動アブレーションの合併症とその対策は?
9章
早期興奮症候群
Q 74 早期興奮症候群とは何か? それぞれの心電図的特徴は?
Q 75 WPW症候群における12誘導心電図からの房室副伝導路の位置の推定は?
Q 76 WPW症候群は頻脈発作がないときでも,自覚症状があるのか?
Q 77 WPW症候群の患者に起こりやすい二つの動悸発作と,その薬物治療は?
Q 78 潜在性WPW症候群は非発作時の心電図で診断可能か?
Q 79 心房 ―束枝副伝導路を回路に含む頻拍の心電図の特徴は?
Q 80 心房 ―束枝副伝導路の存在は非頻拍時にも可能か?
Q 81 早期興奮症候群(おもにWPW症候群)のカテーテルアブレーション適応は?
Q 82 早期興奮症候群のカテーテルアブレーションはどうやるのか?
10章
心室頻拍
Q 83 心室頻拍(VT)を心電図でどう診断するか?
Q 84 心室頻拍(VT)が生じるメカニズムは?
Q 85 特発性心室頻拍(特発性VT)でよくみられるものは?
Q 86 心室頻拍(VT)を合併しやすい心疾患は?
Q 87 心室頻拍(VT)が上室頻拍に比べて緊急性が高い理由は?
Q 88 心室頻拍発作を停止させる治療法は?
Q 89 心室頻拍はアブレーションで治療できるか?
Q 90 早い心室頻拍(fast VT)の治療は?
Q 91 流出路起源の心室頻拍の診断と治療は?
Q 92 プルキンエ起源心室頻拍とは? その治療は?
Q 93 脚枝間リエントリー性頻拍とは? その治療は?
11章
QT延長症候群・torsade de pointes(TdP)
Q 94 QT延長はどういう状況・疾患に合併するか?
Q 95 QT延長で危惧されることと,その形の特徴は?
Q 96 QT延長とTdPの関係は? TdP出現時の対応は?
Q 97 TdPの予防法はどうするか?
12章
ブルガダ症候群・早期再分極症候群・J波症候群
Q 98 ブルガダ症候群とはどんな疾患か? その頻度は?
Q 99 ブルガダ型心電図とはどんなものを指すのか?
Q 100 ブルガダ症候群の患者の治療はどうすればいいのか?
Q 101 心室頻拍/心室細動ストームとは何か? その治療法は?
Q 102 早期再分極症候群とJ波症候群はそれぞれどんな疾患か? 両疾患の関係性は?
Q 103 ブルガダ症候群はアブレーションできるのか?
13章
イオンチャネル病
Q 104 イオンチャネル病とは何か?
Q 105 不整脈源性右室心筋症とは?
Q 106 ブルガダ症候群はイオンチャネル病か,心筋症か?
Q 107 カテコラミン誘発多形性心室頻拍とは?
Q 108 遺伝子解析が有効な不整脈疾患は?
Q 109 Progressive cardiac conduction disturbance(PCCD)とは?
Q 110 QT短縮症候群とは?
Q 111 不整脈のゲノムワイド解析はどこまで進んでいる?
Q 112 早期再分極症候群,J波症候群,ブルガダ症候群の原因遺伝子は?
Q 113 QT延長症候群の分類と遺伝子解析の適応は?
14章
体温•電解質•内分泌異常
Q 114 K異常はなぜ危険?
Q 115 Ca異常でQT間隔が変動する理由は?
Q 116 呼吸性不整脈とは?
Q 117 体温と不整脈はどう関係するか?
Q 118 自律神経活動と不整脈の関連は?
Q 119 不整脈の日内変動・季節変動とは?
Q 120 甲状腺ホルモンと不整脈の関係は?
15章
薬剤と不整脈
Q 121 抗不整脈薬の催不整脈作用とは?
Q 122 なぜ薬の副作用にQT延長が多い?
Q 123 抗不整脈薬はみなTdPの危険が高い?
Q 124 徐脈をきたす薬物にはどんなものがあるのか?
16章
不整脈の基礎
Q 125 リエントリーとは何か?
Q 126 異常自動能とは何か?
Q 127 triggered activityとは何か?
Q 128 不整脈基質とは何か?
Q 129 脱分極異常(伝導障害)と再分極異常の違いは?
Q 130 なぜQT間隔には男女差がある?
Q 131 心房リモデリングとは何か?
Q 132 心房細動のリスク因子とは? どのように関与するのか?
Q 133 心室リモデリングと心室不整脈の関連は?
17章
心電図の基礎
Q 134 双極誘導と単極誘導とは? 不関電極とは?
Q 135 電気軸・移行帯の評価法とその意味は?
Q 136 aVR,aVL,aVF誘導の“a”って何?
Q 137 虚血でSTが変化する理由は?
Q 138 T波の成因とその異常波形は?
Q 139 ベクトル心電図とは?
Q 140 フランク誘導とは何か? いつ使うのか?
Q 141 ST-T変化の一次性,二次性とは?
Q 142 V3R-5R,V7-9はいつ使う?
18章
心電図の応用
Q 143 QRS fragmentationの意義は?
Q 144 QRS幅は生命予後と相関する?
Q 145 late potential(遅延電位)とは?
Q 146 T波オルタナンス(TWA)の臨床的意義は?
Q 147 ホルター心電図はどこまで進んでいるか?
Q 148 QT dispersionは結局のところ有用か?
Q 149 P波加算平均心電図の臨床的意義は?
Q 150 チルト試験の適応は? どの程度有用か?
Q 151 ILRの適応と有用性は?
Q 152 心臓自律神経機能を心電図から評価できる?
Q 153 不整脈診断における運動負荷心電図の適応・意義は?
Q 154 cardiac memory(心臓の記憶)とは?
Q 155 低電位差の臨床的意義は?
19章
不整脈の管理
Q 156 不整脈専門医への紹介の基準は?
Q 157 心房期外収縮:PACはどの程度まで経過観察してよい?
Q 158 心室期外収縮:PVCはどの程度まで経過観察してよい?
Q 159 心不全時の不整脈管理はどうする?
Q 160 抗不整脈薬を開始したらどの程度の間隔でフォローアップする?
Q 161 抗不整脈治療はいつ,どのように中止する?
Q 162 アミオダロン投与時の注意点は?
Q 163 睡眠時無呼吸と不整脈の関係は?
Q 164 ブルガダ型心電図を健診でみたらどうする?
Q 165 Early repolarization(早期再分極症候群)を健診でみたらどうする?
Q 166 陳旧性心筋梗塞患者で非持続性心室頻拍がみられたら?
Q 167 開心術に合併する不整脈とその対応は?
20章
デバイス治療
Q 168 ペースメーカはどういう機能があるのか? どういう種類があるのか?
Q 169 ペースメーカの植込みの適応は?
Q 170 ペースメーカが作動すると心電図ではどのようになるか?
Q 171 ペースメーカがうまく作動しないときの心電図はどうなるか?
Q 172 ペースメーカ植込み患者のST-T変化はどう診断する?
Q 173 CRTとは何か?
Q 174 CRTを植込むと臨床上何が期待できるか?
Q 175 CRTが有効な症例(responder)は? その予測は可能か?
Q 176 CRT-PとCRT-Dはどう使い分ける?
Q 177 ICDとはどういう不整脈に対してどういう治療をするのか?
Q 178 ICDはどういう症例に有効か?
Q 179 ICDで生命予後は改善できるのか?
21章
不整脈と解剖・画像
Q 180 刺激伝導系と心電図の関係は?
Q 181 刺激伝導系の走行は?
Q 182 房室結節の役割と構造は?
Q 183 MRIは不整脈基質を評価できるか?
Q 184 CTは不整脈基質を評価できるか?
Q 185 不整脈診療に役立つ心臓超音波所見は?
22章
初心者のための心電図の判読
Q 186 心拍数の簡単な評価法は?
Q 187 洞不整脈と期外収縮の判別はどうする?
Q 188 P波の読み方のポイントは? 右房負荷と左房負荷とは?
Q 189 QRS波の読み方は?
Q 190 脚ブロックと心室内伝導障害の鑑別は?
Q 191 軸偏位と左脚前枝・後枝ブロックの鑑別は?
Q 192 異常Q波と正常Q波:異常Q波の鑑別は?
Q 193 異常Q波と心筋梗塞部位の対応は?
Q 194 J点とは何か? その評価は?
Q 195 ST上昇の鑑別は?
Q 196 ST低下の鑑別は?
Q 197 T波増高の鑑別は?
Q 198 陰性T波,平定T波の鑑別は?
Q 199 QT間隔の評価は? Q 200 陽性U波,陰性U波とは?

索引

Mini Lecture
Q 15 運動誘発性房室ブロックについて
Q 34 鑑別診断における12誘導心電図の重要性
Q 35 wide QRS regular頻拍の鑑別
Q 65 日本循環器学会ガイドラインの「考慮可」の意味
Q 67 NOACのより細かな使い分け
Q 68 適応ガイドラインを考察する
Q 72 バルーンカテーテルアブレーションの実際
Q 79 Mahaim線維束の心房端同定
Q 81 narrow QRS頻拍への対処方法
Q 82 副伝導路の局存によるカテーテル操作の実際とストラテジー
Q 83 QRSから起源を推察する
Q 83 催不整脈作用を忘れるな
Q 84 リエントリー性VT発生には,なぜ伝導遅延が重要なのか?
Q 85 特発性VTはすべて安全な不整脈か?
Q 85 カテーテルアブレーション(アブレーション)の適応は?
Q 91 心外膜側起源心室期外収縮の鑑別方法
Q 102 J波の命名について
Q 126 洞結節細胞の発生とPITX2
Q 137 貫壁性心筋虚血の際の心電図変化
Q 138 脱分極相の変化がT波に与える影響
Q 159 短時間作用型β遮断薬
Q 178 ICD適応決定での注意点
Q 179 ICD使用時の注意点

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序文

 不整脈は医学生のみならず診療に携わる多くの人に,わかりにくくて苦手と思われている病気の一つである.その理由として,CT像,X線像やエコー像などを見ればある程度は判る画像診断とはひと味異なる心電図が必ず出てきて,おまけにそれが頻出するからであろう.もう一つは,たとえば検診での心電図異常が場合によっては突然死をきたす重症不整脈に関連するなど,心電図の解釈には不整脈の幅広い知識が必要であるからであろう.
 一方で不整脈診療はこの20年ほどで大きく変貌している.頻脈の多くを根治可能なものにした治療法=カテーテル焼灼術の出現である.この治療法では長年苦しんできた動悸発作の原因がたった数分間の高周波エネルギー通電だけで完全に治癒する.また心室細動など致死的不整脈には,植込み型除細動器が自動的に除細動して救命してくれる.このように画期的な治療の恩恵を受ける患者さんが数多く存在するが,その前提として正確な不整脈診断が診療に不可欠である.経過観察だけでいいのか,薬物治療か,カテーテル焼灼術か,あるいはペースメーカ,植込み型除細動器などのデバイス植込みが適応なのか,正しい診断が不整脈患者の生命予後を改善し,生活の質を改善し不要な治療の回避も可能とする.
 本書はこのような不整脈に有効な治療手段が存在する時代に登場したQ&A書である.日本で100万人以上存在するcommon diseaseの心房細動から,突然死リスクのあるブルガダ症候群など生命に直結する疾患まであらゆる不整脈疾患を網羅している.不整脈をもつ患者さんの診療において日頃疑問に感じたり,理解が困難な事項を質問(Q)として掲げ,それについて解説をする(A)方式をとっている.解説にあたっては臨床の第一線で活躍の専門医が執筆し,本書では最先端の情報が心電図や図表を多用してわかりやすいものに仕上げられている.診療時の実用書として,また通読すれば心電図の教科書としても役に立つ解説書である.
 本書は不整脈の患者さんに遭遇する可能性のある医師,看護師,臨床検査技師をはじめ,心臓カテーテル室やICU/CCUで不整脈治療に従事する専門職(医師,看護師,臨床検査技師,放射線技師,薬剤師),医学生にも心電図診断術の向上,不整脈診療スキルの向上をめざして是非読んでいただきたい.診療の現場で本書が多くの方々にお役に立てることを切に願っている.


2015年4月
東京医科歯科大学医学部附属病院不整脈センター センター長
東京医科歯科大学大学院循環制御内科学 特別診療教授   
平尾見三