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原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021診断と治療社 | 書籍詳細:原発性アルドステロン症診療ガイドライン2021

一般社団法人 日本内分泌学会 監修

一般社団法人 日本内分泌学会「原発性アルドステロン症診療ガイドライン策定と診断水準向上」委員会 編集

初版 B5判  68頁 2021年10月15日発行

ISBN9784787825292

定価:3,080円(本体価格2,800円+税)
  

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原発性アルドステロン症(PA)は,高頻度であるが,治癒可能な二次性高血圧である.しかし,治療抵抗性高血圧の原因となり,標的臓器障害の頻度も高いため,適切な診断と治療がなされることが非常に重要である.本書は2015 年度から開始されたPAS・JRASにより創出されたわが国独自の多数のエビデンスをもとに作成されたガイドラインである. 高血圧の日常診療において,PAを疑い,PAの適切な診察・治療を行う際にぜひ活用いただきたい.

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目次

序文

「原発性アルドステロン症診療ガイドライン策定と診療水準向上」委員会委員名簿

要約

原発性アルドステロン症診療アルゴリズム

略語一覧

本ガイドラインについて
1 目的
2 改訂の基本コンセプト
3 方法
4 合意形成プロセス
5 資金源と利益相反の自己申告
6 免責事項,使用上の留意点,著作権
7 作成経過
8 情報公開の予定

クリニカル・クエスチョンおよびポイント一覧
1 疫学
2 スクリーニング
3 機能確認検査
4 病型・局在診断
5 副腎静脈サンプリング
6 治療・予後

各論
1 疫学
2 スクリーニング
3 機能確認検査
4 病型・局在診断
5 副腎静脈サンプリング
6 治療・予後
7 Perspective
8 利益相反の開示

文献

索引

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序文

 原発性アルドステロン症(PA)は①治癒可能な二次性高血圧であること,②高血圧疾患の中でその頻度が従来想定されたより高頻度であること,③治療抵抗性高血圧の原因となること,④標的臓器障害の頻度が高いこと,などが特徴である.それ故,高血圧の日常診療において適切な診断と治療は重要な臨床的意義を有する.米国内分泌学会のガイドラインに続き,各国で診療ガイドラインが策定され,適宜,改訂作業が行われてきた.わが国でも,日本内分泌学会による「原発性アルドステロン症の診断治療のガイドライン」(2009年)に続き,その改訂版「わが国の原発性アルドステロン症の診療に関するコンセンサス・ステートメント」(2016年)が発表されるとともに,日本高血圧学会においても2014年版の高血圧治療ガイドラインの改訂版が2019年に発表されている.これらのガイドラインの策定は,日本医師会や諸学会による啓発活動に加えて,本疾患の一般臨床医への啓発とわが国における高血圧診療水準の向上に大きく貢献してきたと考えられる.各診療プロセスにはエビデンスが不十分な点も少なくないが,過去5年間に全世界で多くの研究がなされ,わが国からも多くのエビデンスが発表された.特に,2015年度から開始された日本医療研究開発機構難治性疾患実用化研究班による多施設共同研究(JPAS・JRAS)により,世界でも類のないPAレジストリが構築され,わが国独自の多数のエビデンスが創出されてきた.このような背景から,この度,わが国の原発性アルドステロン症診療に関するガイドラインを改訂することとなった.
 本診療ガイドラインは,日本内分泌学会臨床重要課題『原発性アルドステロン症診療ガイドライン策定と診療水準向上』委員会(以下,原発性アルドステロン症診療ガイドライン作成委員会)が,可能な限りわが国のエビデンスを活用し,診断,治療における重要なクリニカル・クエスチョンに対するアンサーにつき,関係各位のコンセンサスを形成したものである.本ガイドライン作成過程でCOVID-19流行により様々な困難に直面し,スケジュールが遅延したが,改訂ガイドラインを完成させることができた.委員および関係各位の協力に改めて心より御礼申し上げる.本ガイドラインが,原発性アルドステロン症診療の質の向上と標準的医療の普及に役立ち,わが国の国民健康の増進とわが国の医療環境の向上に貢献できれば幸いである.

令和3年9月
日本内分泌学会臨床重要課題
「原発性アルドステロン症診療ガイドライン策定と診療水準向上」委員会
委員長 成瀬光栄