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診断と治療社 | 雑誌詳細:産科と婦人科

産科と婦人科

精選された情報満載読者各位にとって欠かすことができない情報をタイムリーに提供. 「生殖おもしろ話」・「外界事情」・「青い血のカルテ」・「産婦人科診療 私のコツ」など連載も充実.

抜群の読みやすさオール2色刷り.一目でキーポイントがわかるレイアウト.

充実したラインナップ日常診療の場で即役立つ「増刊号」を年各1冊発行.日進月歩で激変する医学界のキーワードを読み解き,読者各位の壮大な負託に応えるべく「産科と婦人科」は微力を注ぎます.

2022年 Vol.89 No.11 2022-10-19

産婦人科における素朴な疑問と解説(2)産科編

定価:3,190円(本体価格2,900円+税)

冊 

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掲載論文

企画 石本人士

1 .ヒトの分娩は頭位がほとんどなのはなぜ? / 中井祐一郎・他
2 .骨盤位は治せるの? / 東原亜希子
3 .分娩は何がきっかけではじまるの? / 木村 正
4 .胎児が免疫で排除されないのはなぜ? / 松下 祥
5 .胎盤は本当に無菌なの? / 最上晴太・他
6 .腟洗浄は早産予防や細菌叢正常化に効果があるの? / 金山尚裕
7 .双胎妊娠で母体合併症が多いのはなぜ? / 神谷千津子・他
8 .子宮頸がん合併妊娠女性は経腟分娩しないほうがいいの? / 細谷聡史・他
9 .妊娠中の子宮筋腫の変性に抗菌薬は使うべきなの? / 津田弘之
10.Rh式血液型不適合妊娠よりずっと頻度が高いABO式血液型不適合妊娠でトラブルが少ないのはなぜ? / 田野 翔・他
11.妊娠中にいったん短くなった頸管長が再び長くなることがあるのはなぜ? / 杉村 基
12.臍帯結紮のタイミングはいつがいいの? / 細野茂春
13.歯周病が妊娠合併症と関連するのはなぜ? / 相澤(小峯)志保子・他
14.卵膜剝離は本当に分娩を誘発するの? / 兵藤博信

連 載
医療裁判の現場から 第35回
配偶者の承諾なく実施された不妊治療について医師の過失が否定された事例 / 秦 奈峰子

症 例
帝王切開術前に疥癬の家庭内感染が発生し感染予防対策が必要であった妊婦の1例 / 札場 恵・他
MSI—High子宮体部脱分化癌に対して,ペムブロリズマブと放射線を併用し治療した1例 / 飯塚徳昭・他

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ねらい

 前号に引き続き,「素朴な疑問と解説」の特集号をお届けする.今回は産科編である.
 本号を編むにあたって,「素朴な疑問」をいくつか考えてみたが,そうそう頭に浮かぶものではなかった.臨床の経験を得たのはよいが,それと引き換えにどれだけ自分が「素朴さ」からかけ離れた存在となったかを思い知らされた.そこで今回疑問を集めるにあたっては,研修医や若手医師の力をお借りすることにした.
 項目をみていただければわかるように,疑問は多岐にわたる.産科学の永遠のテーマである分娩発来のメカニズムといった疑問から,日常診療でルーチンと考えられている診療行為の根拠といった身近なものまで様々である.これらの疑問に答えていただくため,ご執筆の先生方にはかなりの無理をお願いした部分もあるが,現在までにわかっているエビデンスや情報を基に可能な範囲で解説いただいた.なかには疑問が疑問のままに残っている項目もあろうが,すべてにあらかじめ答えが用意されているわけではない.なかなか理解できないもの,簡単には解決しない疑問にこそ多くの発展の萌芽が潜んでいるかもしれない.そう考えていただき,楽しんでお読みいただきたい.
 疑問をもつことは探究心の出発点であり,すべての学問の原動力である.
 本号が読者の好奇心を満たすだけでなく,診療の手助けとなり,新たな興味の対象を生み,研究のアイデアのきっかけとなれば,望外の喜びである.さらには,残された疑問点の解明にチャレンジする学徒が1人でも現れていただければと願っている.

(東海大学医学部専門診療学系産婦人科 石本人士)

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2024年 Vol.91
No.5 特集/女性のライフコース疫学研究[日本ナースヘルス研究(JNHS)]のすべて最新号
No.増刊号 特集/これでマスター! 最新 産婦人科ホルモン療法
No.4 特集/子宮摘出と機能障害・機能温存・機能再建アップデート
No.3 特集/婦人科がん化学療法の進化−最適レジメンと管理を考える
No.2 特集/産婦人科診療ガイドライン産科編2023改訂のポイント
No.1 特集/産婦人科診療ガイドライン婦人科外来編2023改訂のポイント
2023年 Vol.90
No.12 特集/婦人科外来診療レベルアップ−病状の評価分類と治療指針−
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2022年 Vol.89
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2021年 Vol.88
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2020年 Vol.87
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