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小児科診療

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2017年 Vol.80 No.10 2017-09-12

日常生活にひそむ小児血液・腫瘍性疾患

定価:本体2,700円+税

冊 

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掲載論文

序 文  /鶴田敏久

Ⅰ.総 説
日常診療と血液・腫瘍性疾患  /中畑龍俊

Ⅱ.赤血球,血小板の異常
赤血球と貧血鑑別のパラメーター  /鶴田敏久
小球性貧血  /植田高弘
正球性貧血  /金澤剛二・他
大球性貧血  /長谷川大輔
血小板減少症  /真部 淳
赤血球増加症(多血症)と血小板増加症  /吉野 浩

Ⅲ.白血球の異常
白血球増多症  /富澤大輔
好酸球増多症  /松井 敦
好中球減少症  /望月慎史
好中球機能異常症  /丸山悠太・他
リンパ球機能異常症  /海老原康博

Ⅳ.部位別にみた腫瘍性疾患
小児脳腫瘍(中枢神経系腫瘍)  /河崎裕英・他
頸部腫瘤  /三井哲夫
胸部腫瘍  /吉田 真
腹部腫瘍  /田中竜平
骨盤部腫瘍  /久川浩章
リンパ節腫大  /末延聡一
四肢など骨に発生する腫瘍  /山本将平

症例報告
川崎病との鑑別を要したカルバマゼピン関連drug induced hypersensitivity syndrome
(DIHS)疑いの女児例  /細野由似子・他

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ねらい

鶴田敏久  /東京女子医科大学小児科

 「日常生活にひそむ小児血液・腫瘍性疾患」ということで,今回は特に小児科において血液・腫瘍の臨床を専門にされている先生方よりご執筆をいただいた.この特集ではご執筆者の先生方に無理をお願いし,系統的な分類よりは,日常診療でよく行われる検査所見や症状からの診断に重きをおき,血液疾患では一般的な血液検査所見を中心に,腫瘍性疾患では部位別に,横断的な分類に基づきご記載いただいた.その中で「陥りやすいピットフィール」や,「専門医への紹介のポイント」などをご教示いただいた.
 日常診療において最も多い血液疾患といえば貧血であり,小児期の貧血は多くが小球性貧血であるが,その中で最も多いとされる鉄欠乏性貧血に関しても,放置しておくと発育・発達障害につながることもあり,その診断と治療のタイミングを知ることは重要と思われる.非常にまれながら,小球性貧血にはサラセミアなどの遺伝性疾患がひそんでいることもある.また,正球性や大球性貧血の中には重篤な疾患が含まれていることがあり,初期の貧血の鑑別は非常に重要と思われる.
 血小板減少症も小児血液疾患の中では頻度が高い疾患であるが,免疫原性血小板減少症以外にも,種々の血小板機能異常を示す遺伝性疾患がひそんでおり,診断や治療には注意が必要である.逆に赤血球や血小板が増加する種々の疾患の種類や対処法を知っておくことも重要と思われる.白血球はいろいろな細胞の集まりであり,その種類により診断や対処法は大きく異なる.白血病のような悪性腫瘍に属するものや良性疾患とされながら好酸球増多症のように多くの臓器に影響を及ぼすものもある.また,白血球に関しては数の異常だけではなく機能異常症も多くひそんでいるため,別項を設定した.
 小児悪性疾患である「小児がん」はすべて「希少がん」に属するといわれるように,最も多いとされる急性リンパ性白血病でさえもわが国での年間の発症数は500例程度である.そのため,一般小児科医にとって,日常診療で悪性疾患を発見する機会は非常に少ないと考えられる.悪性腫瘍の場合は早期発見,早期治療が生命予後に関係することもあるが,腫瘍性病変の多くは良性腫瘍である.特に表在に触れる腫瘤で小さく他に症状がない場合などは,どのタイミングで専門医を紹介すべきかどうか悩まれる先生方も多いのではなかろうか.画像検査でたまたま見つかった腫瘤陰影などを含めると腫瘍性疾患を疑う機会は様々と考えられる.この腫瘍性疾患に関して,この特集では部位を頭部,頸部,胸部,腹部,骨盤部および四肢に分け,さらに,最も悩まれるのではないかと考えられるリンパ節は別項を設けさせていただいた.
 この特集が血液・腫瘍を専門としない多くの先生方にとっても日常診療の役に立つものとなれば幸いである.最後になりましたが,ご多忙の中,本特集にご協力いただき,ご執筆いただいた中畑龍俊先生を始めとした諸先生方に深謝いたします.

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