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診断と治療社 | 雑誌詳細:小児科診療

小児科診療

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2019年 Vol.82 No.12 2019-11-12

子どもの性を多角的に理解しよう

定価:本体2,800円+税

冊 

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掲載論文

序 文  /長谷川奉延

Ⅰ.子どもの性 総論:小児科医が必ず理解すべき基本の“基”
実はシンプルな胎児期の性分化  /天野直子
最低限知っておきたい正常思春期のからだの変化  /濱島 崇
思春期の診療で気をつけたいこと  /関口進一郎

Ⅱ.子どもの性:主訴から学ぶ性に関する疾患
この赤ちゃん,男の子? それとも女の子?  /石井智弘
おちんちんが小さい  /平野泰大
精巣がない? 精巣が大きい?  /浅沼 宏
思春期が早い女の子:いつ,何を調べるの?  /中村明枝
思春期がぜんぜん来ない男の子:いつ,何を調べるの?  /鎌﨑穂高
胸は大きくなったけど初経が来ない女の子:いつ,何を調べるの?  /藤澤泰子
太りたくない思春期の女の子:もしかして拒食症?  /香取奈穂・他

Ⅲ.子どもの性:社会的側面から理解する
「性同一性障害」と「性別違和」:総論  /石原 理
子どもの性別違和:ジェンダー・スペクトラムの概念を小児科医へ  /佐々木掌子
性行動調査からみえる児童・生徒の性  /東 優子
子どもへの性虐待:それは魂の殺人  /中村俊一郎・他
学校における性教育は今  /水野哲夫
決してタブーではない障害児(者)の性を考える  /伊藤修毅

原 著
女児陰唇癒合症例の検討  /村松俊範

小児科診療/第82巻(2019年)総目次

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ねらい

子どもの性を多角的に理解しよう

長谷川奉延  /慶應義塾大学医学部小児科学教室

 今,小児科医は子どもの性を多角的に理解すべきです.小児科医が子どもの性を考える際には,染色体・性腺・内性器・外性器・ジェンダーアイデンティティ(性自認)・法律上の性,という6つの性が重要です.

                          男 性    女 性
                 染 色 体   46, XY    46, XX
                 性   腺   精 巣    卵 巣
                 内 性 器  副精巣など 子宮,卵管
                 外 性 器  陰茎,陰嚢  陰核,陰唇
 ジェンダーアイデンティティ(性自認)    男 性     女 性
                法律上の性   男 性    女 性

 (長谷川奉延:性の分化異常.内科学書(改訂第9版)5 内分泌疾患 代謝・栄養疾患,中山書店,202-206,2019)

  これら6つの性それぞれに多様性があります.例えば,大多数の男の子の染色体の性は46, XYですが,      47, XXY,45, X/46, XY,46, XXなどのこともあります.大多数の女の子の染色体の性は46, XXですが,        45, X,45, X/46, XY,46, XYなどのこともあります.大多数の男の子の性腺の性は精巣ですが,未分化精巣,卵精巣などのこともあります.大多数の女の子の性腺の性は卵巣ですが,索状性腺,卵精巣などのこともあります.子どものジェンダーアイデンティティ(性自認)は年齢とともに変化することもあります.本特集号は,多様性に富み,かつ年齢とともに変化することもある子どもの性を,小児科医が多角的な視点から理解することを目的としています.過去の他誌に例をみない,ユニークな企画です.
  第1に,総論として「小児科医が必ず理解すべき基本の“基”」を学びます.胎内で起きる性分化(第一次性徴),および思春期に起きる第二次性徴を理解することは文字通り医学的に性を考える際の基本の“基”です.また実臨床で思春期の患者を診療する際に重要な,特に気をつけたい点やコツについても学びます.
  第2にどのような訴えがあった際に性に関する疾患を考えるべきか,医療的側面から性を学びます.具体的には,外性器の異常を有する新生児,陰茎が小さい,精巣を触らない,精巣が大きい,思春期が早い,思春期が遅い,初経が来ない,などです.さらに,近年大きな問題となっている,太りたくない思春期女子も取り上げます.
  第3に,小児科医は社会的側面からも真摯に性に向き合うべきです.性同一性障害あるいは性別違和,子どもの性行動,子どもへの性虐待,性教育,障害児(者)の性,などへの理解も必須です.
  幸い,国内の第一線で活躍している諸先生に執筆をお引き受けいただきました.すべての小児科医,研修医,子どもの診療に携わるプライマリケア医の皆様の明日からの日常診療のお役に立つと確信しております.

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2020年 Vol.83
No.1 特集/神経筋疾患,新たな治療の時代へ最新号
2019年 Vol.82
No.12 特集/子どもの性を多角的に理解しよう
No.11 特集/知っておくべき・知っておきたい小児の皮膚疾患/症状
No.10 特集/子どものこころ診療エッセンス
No.9 特集/小児の食中毒
No.8 特集/子どものあたま、かお、くびの病気〜コンサルのタイミング
No.7 特集/小児循環器領域の生涯包括遺伝医療
No.6 特集/小児感染症のいまを読み解く
No.5 特集/研修医の「そこが知りたい!」小児アレルギーの疑問
No.増刊号 特集/小児の診療手技
No.4 特集/小児科医に知ってほしいミトコンドリア病UPDATE
No.3 特集/小児のインバウンド医療:国境を越えて移動する子ども
No.2 特集/症例からみた小児集中治療
No.1 特集/小児呼吸器疾患のファーストタッチから専門診療へ
2018年 Vol.81
No.12 特集/難しくない 小児腎領域の難病診療
No.11 特集/今さら聞けない? 小児救急の総復習
No.10 特集/生活習慣病と子ども−DOHaDと健康のカギ
No.9 特集/小児感染症の専門医を目指そう!
No.8 特集/小児の中枢神経画像update
No.7 特集/おさえたい診療ガイドラインのツボ
No.6 特集/日常診療にひそむ小児リウマチ性疾患
No.5 特集/研修医必携!これだけは知ってほしい薬の使い方
No.増刊号 特集/小児の治療指針
No.4 特集/注目すべき国際感染症
No.3 特集/退院から生後1か月までの保護者の不安に答える
No.2 特集/実践!小児漢方 はじめの一手,次の一手
No.1 特集/ここまできた小児神経・筋疾患の診断・治療
2017年 Vol.80
No.12 特集/アレルギー疾患FAQ
No.11 特集/小児科エコー活用術
No.10 特集/日常生活にひそむ小児血液,腫瘍性疾患
No.9 特集/症例から学ぶ感染症診療のコツ
No.8 特集/新しいガイドラインに基づいた最新の夜尿症診療
No.7 特集/新・発達障害支援〜小児科医へのメッセージ
No.6 特集/そうだったのか!今すぐ役立つ小児内分泌のコツ
No.5 特集/研修医が知っておくべき境界領域疾患
No.増刊号 特集/小児科ケースカンファレンス
No.4 特集/今ここでステロイドを再考する
No.3 特集/乳幼児期発症神経疾患のファーストタッチから専門診療
No.2 特集/抗菌薬療法UP-TO-DATE
No.1 特集/小児循環器のファーストタッチから専門診療へ
2016年 Vol.79
No.12 特集/先天異常症候群の新しい展開
No.11 特集/学校保健パーフェクトガイド−新しい小児科専門医
No.10 特集/日本発アレルギー研究最新情報
No.9 特集/ベテラン小児科医が伝授する入院管理・診療のコツ
No.8 特集/小児救急で求められる単純X線写真
No.7 特集/小児循環器治療の最前線−クスリとデバイス
No.6 特集/先天代謝異常症−エキスパートによる最新情報−
No.増刊号 特集/小児の症候群
No.5 特集/研修医のための乳幼児健診のすすめ
No.4 特集/これからどうなる!? 日本の予防接種
No.3 特集/症例から学ぶ小児心身症
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No.1 特集/子どもの外傷〜小児科医でもできること
2015年 Vol.78
No.11 特集/見てわかる小児の皮膚疾患
No.増刊号 特集/疾患からみる画像診断の進め方・読み方
2013年 Vol.76
No.増刊号 特集/理解して出そう小児の検査-オーダー・手技・解釈
2012年 Vol.75
No.増刊号 特集/小児の診療手技100
2011年 Vol.74
No.増刊号 特集/子どもの臨床検査