2184脳血管内治療看護ポケットマニュアル
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1361脳血管造影検査a)大腿動脈経由大腿動脈経由の利点1(1)内頚動脈,椎骨動脈の選択性が良好,下肢造影も容易.(2)血管内治療時のシミュレーションになる.(3)穿刺部トラブルが少ない.検査前チェック項目(すべての造影検査に共通)2問診①ヨードアレルギーを含むアレルギー性疾患②腎疾患,心疾患を含む既往歴③アクセスルートに関する治療歴④服薬状況血液データ腎機能(BUN,クレアチニン,GFR)感染症検査データ胸部X線撮影,心電図MRI,MRA,CTA,血管エコー(あれば)準備(すべての造影検査に共通)3(1)除毛/静脈ルート確保(動脈穿刺する肢には確保しない).(2)モニター装着(心電図,血圧,酸素飽和度).(3)酸素投与.使用器具4(1)4Fr シース:腸骨動脈の屈曲が強いときにはロングシースを使用.(2)100 cm造影カテーテル:JB1,JB2,Headhunter,Simmons.(3)0.035インチガイドワイヤー.(4)三方活栓,止血弁,5 mLシリンジ.止 血5 用手圧迫10分.止血ベルト固定4時間.

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