2184脳血管内治療看護ポケットマニュアル
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1374 脳・脊髄血管  造影検査脳血管造影検査1合併症と対応₆薬疹,頭痛,悪心訴えを尋ねる.全身の皮膚を確認血腫形成,仮性動脈瘤ベルトの脇から確認する下肢の虚血足背動脈の触知脳梗塞,一過性健忘麻痺,意識状態の確認コレステロール結晶塞栓症下肢趾先の変色(紫,網状)b)上腕動脈経由大腿動脈経由との違い1(1)右内頚動脈,右椎骨動脈は選択造影可能.(2)左内頚動脈,左椎骨動脈は選択造影が困難で,総頚動脈,鎖骨下動脈からの造影となる.(3)基本手技は比較的容易である.使用器具2(1)カテーテル:Simmons型,80 cm.左椎骨動脈選択用に曲がりの先が長いSimmonsもある.(2)ガイドワイヤー:先端形状はJ.止 血3(1)用手圧迫10分.(2)弾力包帯4時間,15分経ったら一度緩めに巻き直す.カテーテル挿入時,Simmons型は先端の形状が伸ばされて進んでいくため,大動脈弓部や大動脈弁部でカテーテル先端を反転させる必要がある.POINT血管造影に使う手袋はノンパウダータイプにする→粉が造影剤や生食に混入すると危険なため.POINTSimmons型

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