2184脳血管内治療看護ポケットマニュアル
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1402脊髄血管造影検査目 的1 脊髄動静脈奇形,脊髄硬膜動静脈瘻の診断.特 徴2(1)脊髄栄養血管は,神経根に沿った根動脈すべてから出ている可能性444がある.そのため神経根に対応した血管を調べる必要があり数が多い.(2)multidetector CT(MDCT)は,血管構築を把握できる.CTAを行い,流入血管を把握できると大幅な時間短縮になる.(3)MRIミエログラフィーのコロナル像も有用.脊髄神経根を栄養する血管3頚椎外頚動脈系(後頭動脈,上行咽頭動脈)上行頚動脈,椎骨動脈,肋頚動脈上位胸椎T1-T5肋頚動脈,最上肋間動脈T6-T12肋間動脈(各脊椎に対応する)L1-L4腰動脈(各脊椎も対応する)L5-S5腸腰動脈,正中仙骨動脈,外側仙骨動脈●Adamkiewicz(アダムキュービッツ)動脈前脊髄動脈を分岐する太い根髄動脈である.第9肋間動脈~第2腰動脈の1本から分岐することが多い.MEMO撮影の実際4(1)第8胸椎の椎体横背部に金属のマーカーを貼っておく.(2)腸内ガスが貯留しないようにする(浣腸).(3)大腿動脈経由で行う.(4)上位頚椎は,通常の脳血管造影カテーテルを使用する.肋間動脈,腰動脈は大動脈から直接血管が分岐するため,Cook

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