2216EBウイルス関連胃癌
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44図4 症例4:70歳代男性.EBV関連0Ⅱc型早期胃癌症例 a ) 胃の上部(胃体上部前壁)の,径3cmほどで境界不明瞭な発赤調軽度陥凹性病変.中央に小びらんを伴う0Ⅱc型.超音波内視鏡検査(EUS)では,第3層(粘膜下層に相当)に,深さ2mmの低エコー腫瘤がみられる.生検Group5(tub2). b ) 胃切除標本.胃の上部(胃体上部前壁)の胃粘膜萎縮境界近傍の0Ⅱc型病変.34×34mm, gastric carcinoma with lymphoid stroma(CLS),por1>tub2,SM2,pT1b,ly0,v0,pN0,EBER(+),H. pylori(+). c ) EUSにて低エコー腫瘤のみられた部位には,腫瘍の粘膜下層浸潤に伴い著明なリンパ球浸潤により形成されたCLSの腫瘤がみられる. d ) 粘膜内および粘膜下層の胃癌細胞は,ほぼすべてEBER1陽性である.〔協力:帆足誠司先生・村上知之先生・古谷卓三先生〕   カラー口絵5参照aEUS0Ⅱc病変萎縮中間帯胃粘膜萎縮境界bEUS第3層(SM)粘膜下層浸潤に伴うCLSの腫瘤形成HE染色cdEBER1EBER1EBER1

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