2343わかりやすい予防接種 改訂第6版
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636 スケジュールからはずれたときの接種法③ 初回1~3回目までは規定通りの間隔で接種が行われ,3回目と追加接種の間隔が1年6か月以上あいた場合 直ちに追加接種を行い1期の接種を完了します(図19).1期の総接種回数は規定通り4回となります.④ 初回1回目と2回目の間隔が8週以上あき,かつ2回目と3回目の間隔も8週以上あいた場合 意外とよくあるケースです.直ちに初回3回目の接種を行い,3回目と追加接種の間隔は規定通り約1年で接種します(図20).1期の総接種回数は規定通り4回となります.さらに1期3回目と追加接種の間が1年6か月以上あいた場合も,受診した段階で直ちに接種し1期完了とします.間隔があきすぎたからといって最初から接種をやり直す必要はありません.⑤ 初回の開始が遅れた場合 DPT-IPVは通常,生後3か月から接種を始めます.しかし様々な理由からDPT-IPVを全く受けることなく,ずっと後になってから3(4)週以上3(4)週以上1年6か月以上初回(1回目)初回(2回目)初回(3回目)追加図19 DPT-IPV1期:追加接種が遅れたときの接種法8週以上6か月(1年)以上初回(1回目)初回(2回目)初回(3回目)追加8週以上図20 DPT-IPV1期:初回2回目と3回目がどちらも遅れたときの接種法

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