2361腎臓内科レジデントマニュアル 改訂第8版
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6945 腎機能低下時の薬剤投与量38付録 本表はあくまで医薬品関係者の参考になるように作成したものであり,正確な情報を掲載するよう努力はしていますが,その正確性,適切性,完全性については保証できかねます.また本表は添付文書,インタビューフォーム,多くの論文を参考にしており,必ずしも普遍的なものではないため,あくまで参考データとして利用していただければ幸いです.添付文書用量が通常用法・用量と異なる場合は※を付しました.参考にした資料は編集時のものであるため,実際の薬物投与時には各製薬会社の最新の情報を得てください.また今後,どの薬剤も推奨される量,間隔が変更になる可能性があるため,常に新しい資料を確認していただくよう,お願いいたします. また,腎機能低下時の薬物投与については必要に応じて腎臓専門医もしくは薬剤師にコンサルトしてください.※ 用量は特に記載がないものは1日量を示す.透析性は,血液透析の透析性を示す.腎機能低下時の薬剤投与量5薬剤名Ccr(mL/分)HD(透析)透析性濃度測定一般名商品名(製薬会社)>5010~50<10α遮断薬ウラピジルエブランチル(科研)30 mg15 mg×分2分1テラゾシン塩酸塩ハイトラシン(マイランEPD)バソメット(田辺三菱)0.5~8 mg腎機能正常者と同じ×分2ドキサゾシンメシル酸塩カルデナリン(ファイザー)0.5~8 mg×分1ブナゾシン塩酸塩徐放)デタントールR(エーザイ)3~9 mg×分1プラゾシン塩酸塩ミニプレス(ファイザー)1~15 mg×分2~3β遮断薬アセブトロール塩酸塩アセタノール(サノフィ)200~400 mg50%に減量慎重投与25%に減量慎重投与○分1~2アテノロールテノーミン(アストラゼネカ)25~100 mgCcr<30:投与間隔を延ばす25 mg HD後○分1(週3回)分1カルテオロール塩酸塩徐放)ミケランLA(大塚)10~30 mg50%に減量慎重投与25%に減量慎重投与×分1セリプロロール塩酸塩セレクトール(日本新薬)100~400 mg100~400 mg50%の量から慎重投与?分1分1ナドロールナディック(大日本住友)30~60 mgGFR 31~50:30~60 mg25%量40~60時間毎○分1分1ニプラジロールハイパジール(興和創薬)6~18 mg重篤な腎機能障害のある患者では慎重投与○分2ビソプロロールフマル酸塩メインテート(田辺三菱)5 mg分1(心不全0.625~5 mg分1)60~70%量30~50%量×ビソプロロールビソノテープ(トーアエイヨー)4~8 mg1日1回4 mgになっているが,2~3日に1回貼付のほうが安全かもしれない.×1日1回貼付ピンドロールカルビスケン(アルフレッサファーマ)5~15 mg5~10 mg○分3分1~2ベタキソロール塩酸塩ケルロング(サノフィ)5~20 mg100%50%に減量慎重投与×分1メトプロロール酒石酸塩徐放)セロケンL(アストラゼネカ)徐放)ロプレソールSR(田辺三菱)120 mg腎機能正常者と同じ×分1

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