2438言語聴覚士ドリルプラス吃音・流暢性障害
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▶○○○○○○○○○○○○○○○○HINT▶○○○○○○○○○○○○○○○○MEMO22吃音症状と進展段階 ── ③吃音の進展段階(第1層~第3層)31吃音の進展段階について,空欄を埋めなさい。●自然治癒しない約(①)割の子どもたちの吃音は,時間の経過とともに進展し,日常生活や人生に大きな影響を生じる可能性がある。その進展の度合いを,「(②)」,「吃音症状が生起する(③)」,「自覚および(④)」の3つの観点について(⑤)段階で表したものが進展段階である。●第(⑥)層が最も初期の段階である。2進展段階第1層について空欄を埋めなさい。●吃音症状は(⑦)からはじまることが多い。また語の部分の繰り返しや(⑧)が出現することもある。●あまり知らない大人と話す,大勢の人の前で話すなどのコミュニケーション上の圧力下や(⑨)している時,長い話をする時,あるいは(⑩)の語に吃音が生起しやすい。●吃音の自覚は(⑪)。3進展段階第2層について空欄を埋めなさい。●第2層に進展すると,第1層から出現している繰り返しや引き伸ばしは,(⑫)を伴い,(⑬)が長くなる。また,新たな吃音症状として(⑭)や(⑮)が出現する。●流暢な時期はなくなり,症状は慢性化する。症状が出る箇所は,文の(⑯)な部分となり,一文に複数の症状が出現することも多くなる。また,吃音を(⑰)するが,(⑱)な感情はほとんどなく,どこでも自由に話す。4進展段階第3層について空欄を埋めなさい。●情緒性反応として,吃音を(⑲)・問題と感じ,強く吃る時に憤り嫌悪感をもつなど,吃音を(⑱)にとらえる感情が出現することが特徴的である。●そのため吃音を隠そうと,巧みに延期,(⑳),(㉑)を使用するようになり,回避の一部である語の(㉒)も出現する。●いくつかの困難な場面,語音があり,予期不安も生じることがあるが,まだ(㉓)や深い困惑に悩まされてはいない。HINT▶( ⑫ )を伴い,( ⑬ )が長くなるため,もがき反応として出現する。HINT▶p.25も参照。MEMO▶稀に引き伸ばしや阻止で発症する場合もある。MEMO▶層の決定は常態的な特徴から判断する必要があるため,1つのエピソードだけで判断せず,丁寧に日常の様子を聴取する。MEMO▶進展段階は吃音児・者の状態を把握するのに非常に有用であるが,当然,全ての症例にあてはまるものではない。また個人差もあるので留意は必要である。

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