2456言語聴覚士ドリルプラス 言語発達障害
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8言語発達の各段階における特徴 ── ①前言語期21前言語期の音声発達について空欄を埋めなさい。●誕生時から2か月頃までは反射による叫喚音の発声であるが,2~4か月頃はアーアーのような母音からなる(①)を表出する。4か月を過ぎると,いろいろな高さや長さの音を発声し,それを聞いて楽しむ(②)が見られるようになる。●6か月頃になると母音と子音を組み合わせた[bababa]のような(③)が出現する。10か月を過ぎると,様々な音やイントネーションを持ち会話しているかのような(④)の表出がある。そして1歳頃には(⑤)が出現する。2前言語期のコミュニケーション発達について空欄を埋めなさい。●生後間もない乳児はまどろんでいるときなど,何に対しても微笑みかける。この現象を(⑥)という。しかし,3か月を過ぎると人の顔に対して特定的に微笑むようになる。この現象を(⑦)という。●生後9か月を過ぎるとコミュニケーション能力は飛躍的に発達する。大人が見ている対象物に注意を向ける(⑧)が出現する。そして,自分の意思を伝える行動である(⑨)が出始める。この行動は9か月頃に始まり,11か月頃に増加する。●同じく,生後9か月頃になると,乳児は大人の表情や反応を見て,自分がどのようにふるまうのかを決定する。このことを(⑩)という。つまり,大人が「だめ」というと手を引っ込めたりするのは,この能力の働きによるものである。3前言語期の認知機能の発達について空欄を埋めなさい。●認知機能の発達は言語発達に大きな影響を与えている。特に生後(⑪)か月の認知発達はその後の言語発達を予測する大変重要な時期である。●その頃,乳児は対象物が見えなくなっても本当は実在していることを理解できるようになる。この能力を(⑫)という。●同じ頃,乳児は自分のしたいことがあると,何らかの手段を使うことで達成できることを理解し始める。このことを(⑬)関係の理解という。4前言語期の粗大運動の発達について空欄を埋めなさい。●生後3か月頃,(⑭)がある。●生後6か月頃,(⑮)ができるようになる。●生後7~8か月頃,(⑯)や(⑰)ができるようになる。MEMO▶前言語期は,非言語での発信手段やコミュニケーション行動について注意を向けることが大切である。

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