2470気づきと手立てのヒント集
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6園の先生方へ 1初めの音やことばの一部を,何回か繰り返す  (例:「ぼ・ぼ・ぼ・ぼくが」,「おか・おか・おかあさん」など) 2初めの音をひきのばす  (例:「ぼーくがね」) 3言いたいことがあるのに,最初のことばが出づらく,力を込めて話す  (時に顔面をゆがめることもある) 41~3の話し方の様子が,変動はみられるが,1年以上継続しているCLASP-話し方園の先生方へ話し方の4項目1-1説明と付け方CLASPでは吃音の可能性のある症状を「話し方」と表現しています.吃音は,話す状況やお話の内容,時期,相手により出やすくなったり,全く出なかったりします.たとえば,先生に話す場面,友だちと話す場面,家族と話す場面,係の声かけ,お誕生日会など皆の前で話す場面など,なるべく毎日の生活の様々な場面でのお話の様子を観察し,思い浮かべていただき,チェックを付けてください.1~3は,吃音の中核症状といわれる,「繰り返し(連発:れんぱつ)」と「ひきのばし(伸発:しんぱつ)」「阻止(ブロック・難発(なんぱつ))」を示す内容です.1~3の3項目が,変動があっても1年以上継続しているかどうかを4でチェックします.1初めの音やことばの一部を,何回か繰り返す1は,比較的観察しやすい項目であり,この時期の子どもに,最も1

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