2474脳血管内治療の進歩-ブラッシュアップセミナー2020
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89I 分岐部脳動脈瘤のすべて アーチの幅には8.6mm長のものと10.6mm長のものがあり,それぞれ最大標的ネック幅は8mm,10mmである.また母血管部でデバイスを支えるレッグ幅は,2.7~3.5mmサイズと3.5~4.5mmサイズのものがあり,すべての組み合わせで計8種類のラインナップとなる(表1). われわれの初期経験では,PulseRiderを離Check Point 母血管との分岐角度が90°までであればT字型,120°までであればY字型を選択する.最大標的ネック幅は,アーチ幅8.6mmのサイズが8mm,10.6mmのサイズが10mmである.Check Point 適合マイクロカテーテル径は0.021inch,推奨カテーテルはProwler Select Plusである.Technique アーチの留置部位は動脈瘤内でも分岐血管内どちらでも問題はなく,瘤内型,瘤外型,ハイブリッド型のいずれかのパターンで留置を行う.図1 PulseRiderの構造アーチ幅:8.6 mm&10.6 mmコイル留置用に使用可能なマイクロカテーテル最大外径2.0F(0.66 mm)リーフレットリーフレット3枚のリーフレットから構成透視画像(左図と同じ向き)Mid-BodyボディAnchorレッグArchアーチ図2 PulseRiderのタイプ①形状②アーチ幅③レッグ幅親血管に対する分岐角度動脈瘤のネック幅親血管径T字型最大90°までアーチ幅8.6 mm最大標的ネック幅8 mm2.7~3.5 mmY字型最大120°までアーチ幅10.6 mm最大標的ネック幅10 mm3.5~4.5 mm

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