2494言語聴覚士ドリルプラス 機能性構音障害
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読み解くためのKeyword33解答第3章 機能性構音障害の臨床1 ①幼児,②養育者(保護者),③目標,④訓練計画(③,④は順不同)2 ⑤検査,⑥訴え(主訴),⑦構音,⑧時間短縮3 ⑨直接,⑩質問紙,⑪主訴,⑫デマンド(ニーズ),⑬現病歴,⑭生育歴,⑮母子手帳,⑯発達歴,⑰既往歴,⑱合併症(⑰,⑱は順不同),⑲受診歴,⑳治療歴(⑲,⑳は順不同),㉑家族歴,㉒日常生活,㉓食事問診 医師もしくは言語聴覚士は,対象児ならびに養育者(保護者)に対して,いきなり直接的な検査を実施することはない。機能性構音障害は,対象が幼児である場合が多いため,保護者からの聴取を中心に行う。まず,個人に関する情報(氏名や年齢など)と訴え(主訴。何に困っているのか)を詳細に確認する必要がある。訴え(主訴)だけではなく,デマンド(どうなってもらいたいか)も確認しておくことが今後の目標や訓練計画を立てる際の参考になる。実際に対象児の口の動きや発音を見聞きしたり,直接発声発語器官を触ったりすることはもちろん大切である。しかし,その前に対象児や養育者(保護者)の訴え(主訴)をうまく引き出し,理解することで,その際の構音の状態が予測でき,評価・検査の時間短縮になり負担を軽減することにつながる。したがって,問診を行うためには聞きたいことを明確にし,目的をもって行うことが大切である。情報収集 情報収集は,基本的に直接聴取することが多い。直接聴取以外にも質問紙に記入してもらうことで事前情報として得ることができる。項 目ポイント主訴主訴は,ことば(言語・発音)に関して困っていることはないか,ことば以外に問題あるいは困っていることはないかを確認するデマンド(ニーズ)デマンド(ニーズ)は要望のことであり,今後どのようになってもらいたいか,どのようになりたいかを聴取することで,目標設定ならびに訓練・指導・援助の参考になる現病歴主訴としてあげた問題に気づいた時期と今までの経過と症状について聴取することで,現在の問題の背景を知ることができる生育歴在胎期間,出生時体重,周産期の問題などを聴取する。その際には,母子手帳などを持参してもらうことで,記載されている場合は正確な情報を得ることができる発達歴運動発達(定頸・初歩など)や言語発達(初語・2語文など),社会性など発達全般の状況を確認する既往歴・合併症構音障害の問題が主であれば,構音に関連する疾患・合併症(耳鼻科疾患・形態的異常など)の有無を聴取する受診歴・治療歴今回の問題に関して,ほかの機関を受診したかどうかを聴取する家族歴家族に同じような問題をもつ人が過去も含めていたかを聴取するその他構音以外の日常生活の問題や食事の状況などを確認する

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