2497動画で学ぶTCR
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21 前壁 type 2 14.5 cm 0G-0P 41歳 155 cm 47 kg リュープリン3.75奏効巨大例過多月経,Hb 6.0.14.5×13.2×10.1 cmの筋腫がリュープリン3.75×6回で7.2×7.0×6.2 cmに縮小.①②③④⑤①右卵管口.②ボール電極凝固30Wで筋腫筋層境界を剥離.③筋腫筋層境界はやや不明瞭.④電極が届くところまで全周に剥離.⑤ループ電極切開70Wで,立ち上がり部分から子宮腔の中心に向かって切削.⑥⑦⑧⑨⑩⑥内膜直下などスムーズに切削できる柔らかい部位ではサミングせずに,ループを固定したままスコープのみを引いて切削しますが,硬い部分では厚く長い切片を切削するためにサミング切削法が必要になります.⑦筋腫の中心部分は,血管が疎で出血が少ないですが側方は栄養血管があり出血します.筋層からの出血は丁寧に止血.⑧ボール電極凝固40Wで摘出部全面を「面」で止血し,付着残存筋腫を凝固蒸散.⑨ループ電極で「点」で止血.⑩潅流液量を絞り,全体を確認して終了.手術時間1時間36分で139 g摘出,翌日退院.使用潅流液量17,300 g,回収液量17,220 g.10か月後のMRIでは筋腫が消失し,月経は正常になりました.14.5 cmの筋腫でも体重47 kgでもリュープリン3.75でTCRが可能になります.医療経済の逼迫を考えると,このような症例が腹腔鏡でなくTCRで行えるようになることは,社会に対する貢献と言えます.70

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