2571ウィメンズヘルスケア マスト&ミニマム
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148第3章 HPVワクチンここではHPVワクチンについてよくある質問を解説していきます.Q1 HPVワクチンは何歳まで打つことができますか?A HPVワクチンの添付文書上は上限年齢はありません.HPVワクチン接種を希望する方であればワクチンを接種することは可能です.日本産科婦人科学会と米国疾病管理予防センター(CDC:Centers for Disease Control and Prevention)では,45歳までの希望する方へ接種可能としています1).それは研究では,45歳までの方ではHPVワクチン接種による子宮頸がんや子宮頸部異形成の予防効果が報告されているためです2).Q2 12~16歳に打てませんでした.大人になってから接種する場合,どれほどの効果がありますか?A 26歳までにHPVワクチンを接種すると予防効果が高いといわれています2).しかし26歳を過ぎてしまったらワクチンの効果がないというわけではありません.26歳を過ぎてもHPVワクチンの効果はあります.スウェーデンからの報告では,子宮頸がんの発症リスクは,HPVワクチンを接種していなかった方に比べて,16歳までにHPVワクチンを打った方では約88%のリスク減少,17~30歳にHPVワクチンを打った方では約53%のリスク減少となっています3).5第3章 HPVワクチンHPVワクチンQ&A

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