2571ウィメンズヘルスケア マスト&ミニマム
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48第1章 ピル1低用量ピル開始時のマイナートラブル低用量ピルには女性ホルモン(エストロゲン,プロゲステロン)が含まれており,ピルの内服開始から1~3か月間はマイナートラブル(不正出血,嘔気,頭痛,浮腫など)が起こることがあります(表1).マイナートラブルの多くは,ピルの内服を継続することで自然に改善しますが,症状が持続したり強い場合はピル内服の中止や変更などを検討します.ピルの中断に関する国際的な研究では,ピルを開始して12か月時点で43.5%が内服を中止しており,その原因の20%が副作用等です1).ピル内服の中断を防ぐためにも,処方するときに,あらかじめマイナートラブルについて説明しておくことが重要です.また,血栓症もピル開始から3か月以内に発生しやすいため2),血栓症を疑う場合は内服をすぐ中止し医療機関に相談するよう説明します(参照:第1章13).12第1章 ピル副作用への対応 ①マイナートラブル■✓ピルの飲み始めには不正出血,嘔気,頭痛,浮腫が起こる■✓1~3か月ピルを続けると多くの症状は自然に改善する■✓ピルの世代や種類を変えると症状が改善することがあるPoint表1 ピルの成分と関連する副作用ピルの成分関連する副作用エストロゲン吐き気,帯下の増加,子宮収縮,高血圧,頭痛,乳房痛,浮腫プロゲステロンの プロゲスチン活性体重増加,倦怠感,ニキビ,浮腫プロゲステロンの アンドロゲン活性ニキビ,多毛,浮腫,男性化,脱毛,性欲増加,食欲増加

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