2571ウィメンズヘルスケア マスト&ミニマム
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49第1章ピル▲12 副作用への対応 ①マイナートラブル処方時の説明のしかた・ピルに含まれる女性ホルモンの影響で,飲み始めて1~3か月は不正出血,頭痛,吐き気,むくみなどが一時的に起こることがあります.ほとんどは,ピルを飲み続けることで身体が慣れて症状は自然になくなります.・ピルの飲み始めに体調が悪くなることがあります.軽い症状であれば,市販の痛み止めや吐き気止めの薬を併用したり,様子をみていただいて大丈夫です.・月経2日目のような多い出血が何日も続いたり,頭痛や吐き気がひどいときは医療機関へ相談してください.・まれに血栓症などの治療が必要な病気が起こることがあります.血栓症を疑う症状(参照:第1章13表2)が起こったときは,ピルの内服を中止して,すぐに医療機関へ相談してください.2ピルのマイナートラブルについてピルによる副作用の症状にはエストロゲンによるものと,プロゲステロン(プロゲスチン活性,アンドロゲン活性)によるものがあります(表1).マイナートラブルに対しては,市販の痛み止め,吐き気止めの薬などを低用量ピルと併用して問題ありません(アセトアミノフェン*は低用量ピルと併用注意薬).多くの症状はピルの飲み始め1~3か月に起こりますが,内服を継続することで自然に消失します.症状が強かったり,持続する場合,症状に応じて低用量ピルの種類を変更することで症状が改善することがあります(表2)3)4).*アセトアミノフェン:ピルの血中濃度が増加し副作用が一時的に増強する可能性があるため,可能なら非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAID)の方がよい.

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