2639災害時子ども支援ハンドブック「子どものいる家庭での備え」
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12Ch a pter 1最も大切,平時の備え …… ②患者・家族の備え18避難どこに避難すればいいのか?避難先は必ずしも避難所とは限りません.特にコロナ禍では感染対策上分散避難が推奨されました.すなわち,安全な場所にいる人まで避難所に行く必要はないこと,また親戚や知人宅など安全な場所への避難も選択肢です.ホテルや旅館という選択肢もあり,自治体によっては宿泊費用を補助してくれるところもあります.内閣府がまとめた「災害時の避難 5 つのポイント」(図 3)2)をご紹介します.自宅避難で起こりやすいトラブルとは自宅避難を選択する際に起こりやすい子どものトラブルについてご紹介します.それは「やけどや溺水などの家庭内の事故」です.例をあげると,子どもは溺れるときは声を出さず(物音を立てず)気づかないことが多いので浴室のお湯は抜いておく必要があります.災害時に備えて浴槽に水をためている家庭も紙コップ授乳に使える洗い物を減らすためお皿に貼って使う おむつ1 週間で 100 枚目安 おしり拭き1 週間で 200 枚目安手を拭くなど多用途に 授乳用ケープ ミルクセット スプーン・紙コップ ラップ図 2 赤ちゃんがいる家庭の避難グッズリスト〔内閣府:あかちゃんとママを守る防災ノート https://www.bousai.go.jp/kaigirep/kentokai/hinanzyokakuho/wg_situ/pdf/dai3kaisankou4.pdf より一部改変〕 非常食・離乳非常食 ガーゼ乳幼児のケアに便利 抱っこひも避難の際に両手が使えて便利 ビタミン剤災害時はビタミン不足になりやすい おもちゃ子どもが安心できるもの

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