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雑誌「産科と婦人科」2022年 Vol.89 No.3 新型コロナウイルス感染症が産婦人科診療に与えた影響
掲載論文
企画 宮城悦子
Ⅰ.現状と対策
1 .COVID-19の流行動態と近未来の見通しに関する疫学モデル研究 / 茅野大志・他
2 .日本における妊婦の罹患・転帰 / 出口雅士・他
3 .ワクチン開発と接種の現状―国際的な動向も含めて― / 岡田賢司
4 .女性や妊婦におけるワクチン接種の現状 / 相澤(小峯)志保子・他
5 .医療従事者の感染予防策 / 満田年宏
6 .現在使われている検査と検査の選択 / 加藤英明
Ⅱ.臨床への影響
7 .周産期医療への影響 / 中井章人
8 .婦人科悪性腫瘍の診療への影響 / 川名 敬
9 .不妊治療への影響 / 竹島和美・他
10.妊産婦のメンタルヘルスへの影響 / 小畑聡一朗
Ⅲ.診療体制
11.北海道の取り組み / 馬詰 武
12.埼玉県の取り組み / 亀井良政
13.神奈川県の取り組み / 服部響子・他
14.愛知県の取り組み / 加藤紀子
15.大阪府の取り組み / 吉松 淳・他
連 載
医療裁判の現場から 第31回
子宮筋腫核出後,緊急入院した妊婦が子宮破裂と診断され児が死産となったことにつき,当初から子宮破裂を疑うべきであった等として医師らに責任追及が行われたものの,過失が否定された事例 / 福原正和
原 著
当院における子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術(UAE)の治療効果の検討 / 佐藤壮樹・他
症 例
腹腔鏡下子宮全摘出後22日目に発症した子宮動脈仮性動脈瘤破裂の1例 / 井手上隆史・他
Ⅰ.現状と対策
1 .COVID-19の流行動態と近未来の見通しに関する疫学モデル研究 / 茅野大志・他
2 .日本における妊婦の罹患・転帰 / 出口雅士・他
3 .ワクチン開発と接種の現状―国際的な動向も含めて― / 岡田賢司
4 .女性や妊婦におけるワクチン接種の現状 / 相澤(小峯)志保子・他
5 .医療従事者の感染予防策 / 満田年宏
6 .現在使われている検査と検査の選択 / 加藤英明
Ⅱ.臨床への影響
7 .周産期医療への影響 / 中井章人
8 .婦人科悪性腫瘍の診療への影響 / 川名 敬
9 .不妊治療への影響 / 竹島和美・他
10.妊産婦のメンタルヘルスへの影響 / 小畑聡一朗
Ⅲ.診療体制
11.北海道の取り組み / 馬詰 武
12.埼玉県の取り組み / 亀井良政
13.神奈川県の取り組み / 服部響子・他
14.愛知県の取り組み / 加藤紀子
15.大阪府の取り組み / 吉松 淳・他
連 載
医療裁判の現場から 第31回
子宮筋腫核出後,緊急入院した妊婦が子宮破裂と診断され児が死産となったことにつき,当初から子宮破裂を疑うべきであった等として医師らに責任追及が行われたものの,過失が否定された事例 / 福原正和
原 著
当院における子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術(UAE)の治療効果の検討 / 佐藤壮樹・他
症 例
腹腔鏡下子宮全摘出後22日目に発症した子宮動脈仮性動脈瘤破裂の1例 / 井手上隆史・他
ねらい
2020年1月の中国の春節から2月のダイヤモンド・プリンセス号の入港以降,日本でも新型コロナウイルス感染症(COVID−19)の感染拡大が起こり,次々と新しい変異型が登場するなど,現在も猛威をふるっています.
特に産婦人科領域では,感染防護具の不足にはじまり,里帰り分娩のあり方,PCR陽性妊婦の受け入れ可能な施設の整備,妊婦の不安やうつの問題,PCR検査陽性妊婦の搬送先のトラブルなど多くの問題が生じ,各施設でもいまだ対応を迫られていると考えます.また,妊娠36週以降の妊婦は重症化リスクが高いとされ,早い週数での無症状・軽症感染者と区別して管理する必要があることもわかっています.少子化問題の解決の道筋が定まらない中,COVID−19の制御は喫緊の課題といえます.
本号は,産婦人科独自の対策や課題に加えて,COVID−19予防対策から治療,ワクチン政策の最前線にいらっしゃる先生方にもご執筆をいただき,流行しはじめた頃から第5波までの総括と課題の炙り出しを行っていただくために企画いたしました.
本号は,この歴史的な感染症がパンデミックをもたらした激動の時代の一場面として,また,歴史的な記録として極めて重要な記録集となることを確信しております.
(横浜市立大学医学部産婦人科学教室 宮城悦子)
特に産婦人科領域では,感染防護具の不足にはじまり,里帰り分娩のあり方,PCR陽性妊婦の受け入れ可能な施設の整備,妊婦の不安やうつの問題,PCR検査陽性妊婦の搬送先のトラブルなど多くの問題が生じ,各施設でもいまだ対応を迫られていると考えます.また,妊娠36週以降の妊婦は重症化リスクが高いとされ,早い週数での無症状・軽症感染者と区別して管理する必要があることもわかっています.少子化問題の解決の道筋が定まらない中,COVID−19の制御は喫緊の課題といえます.
本号は,産婦人科独自の対策や課題に加えて,COVID−19予防対策から治療,ワクチン政策の最前線にいらっしゃる先生方にもご執筆をいただき,流行しはじめた頃から第5波までの総括と課題の炙り出しを行っていただくために企画いたしました.
本号は,この歴史的な感染症がパンデミックをもたらした激動の時代の一場面として,また,歴史的な記録として極めて重要な記録集となることを確信しております.
(横浜市立大学医学部産婦人科学教室 宮城悦子)