2089自閉症かな?と思ったとき
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78図8-2 より成熟した赤ちゃんの歩行成熟の最終段階に入ります(図8-4).この小さな動きができるからこそ,歩行の際,体重移動のために動きを止めることなく連続的に動くことができるのです.そして赤ちゃんがさらにバランスをとれるようになると,自然と腕が胴体に添うように下がってきます.この頃から腕の動きと足の動きが協調しはじめ,右足を前に出すときには左腕を前に振り,左足を前に出すときには右腕を前に振ることができるようになります. 前述のようなプロセスがほんの数日でおこる赤ちゃんもいます.一方,歩けるようになるまでに時間のかかる赤ちゃんもいます.なかにはその進歩が断続的で,ある日できたとしても,翌日にはそれができなくなるとA:足と足の幅が若干狭くなり,腕も腰の高さまで下げた状態で歩き始めますB:腿を上げて1歩目を前に出します.足は外側ではなく,まっすぐ前に踏み出しますC:1歩目の足が地面につく前に下腿を伸展しますD:下腿の動きが入ることで1歩の歩幅が少し大きくなりますE:バランスを取り戻し次の足を前に出しますF:そしてまた,地面につく前に下腿を伸ばしますG:2歩目が地面につくと両足は平行になりますABCDEFG

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