2089自閉症かな?と思ったとき
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ACEBDす46定型発達の寝返りのプロセスとは?図5-1 定型発達児の初期の寝返り定型発達児は生後4か月頃より初期の寝返りを習得します.この段階の寝返りは,頭の回転から始まり.次に身体のらせん状回転へとつながります. A : 定型発達児では,頭を傾けて回転させることから寝返りをはじめます B : らせん状回転は片足が身体と交差することではじまります C : そして骨盤が頭の向けられた方向へと回転し,身体の尾部方向から頭部方向へと回転が進んでいきます D : 寝返りをうつと,赤ちゃんの膝は床につくようになります E : 回転が完成すると,身体を支えてハイハイする準備が整いまうになります.このときの赤ちゃんの頭の位置は完全に地面と垂直です.そして,頭部に存在する多くの感覚器官(眼,鼻,耳,口)によって,周囲を見回す自由と自分のいる環境について理解し反応できる能力を得ます.この姿勢がハイハイの第一歩であり,また寝返りの最後の姿勢です. 寝返りは生後4か月頃よりみられます.定型発達児の寝返りは仰臥位から頭を後方へ傾け,一方へ頭を回転させることから始まります(図5-1A).次に,頭を向けた方向と反対側の足を身体と交差させ,頭を向けた方向へとひきあげます(図5-1B).これがらせん状回転の始まりです.次に,骨盤を頭の方向へ回転させると(図5-1C,図5-1D),赤ちゃんの頭が地面と垂直になり,両腕で胸部を支え,最終的に腹臥位をとります.最終的な腹

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