症 例現病歴Ⅶ 分岐部デバイストラブル12ab3図1 治療前DSA(a:正面,b:側面)脳底動脈先端部に最大径6 mmのワイドネック瘤を認める.術前検査と評価血管内治療直近のMRAで動脈瘤が増大したため(6mm),治療目的に紹介された.脳血管撮影を行ったところ,動脈瘤の最大径は約6.9mmで,ワイドネックであった(図1).患者は血管内治療を強く希望しており,十分な説明のうえWEB留置術を行うこととした.治療前中間カテーテル(5Fr SOFIA SELECT)を併用して,マイクロカテーテル(VIA 80歳代女性.脳底動脈先端部瘤(4mm)を指摘され,MRIでフォローされていた.21)を瘤内に誘導し(図2a),WEBを瘤内で展開した(図2b).146Case19WEBが逸脱してしまう
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