推奨度1 同意度8.6推奨度1 同意度9.0推奨度1 同意度8.7推奨度2 同意度8.4推奨度1 同意度8.5推奨度2 同意度8.5推奨度2 同意度8.8推奨度1 同意度8.5推奨度1 同意度8.6CQ1 PM/DMはどのように分類されるか?推奨 PM,DM,ADM,免疫介在性壊死性ミオパチー,抗ARS抗体症候群・抗合成酵素(抗体)症候群に細分類することを推奨する.CQ2 筋力評価はPM/DMの診療に有用か?推奨 筋力評価は診断だけでなく,治療効果判定においても有用であり,評価することを推奨する.CQ3 どのような筋力低下がみられた場合にPM/DMを疑うか?回答 頸部屈筋や大胸筋といった体幹筋および左右対称性の四肢近位筋優位の筋力低下が特徴である.CQ4 PM/DMの診療に有用な血液検査は何か?推奨 PM/DM診療において血液検査は重要であり,筋疾患の確認のためにCKの上昇を確認することを推奨する.CQ5 PM/DMの診療に有用な画像検査は何か?推奨 PM/DM診療において画像検査で骨格筋を評価することは重要であり,MRIは骨格筋の炎症や浮腫を鋭敏にとらえられるため,MRI検査を行うことを提案する.CQ6 PM/DMの診療に筋電図検査は有用か?推奨 針筋電図は筋炎の活動性評価,病態の評価に有用であり,筋生検の適応や部位を考えるのにも役立つため,施行することを推奨する.CQ7 PM/DMを示唆する重要な筋電図所見は何か?回答 ①刺入時・安静時にみられる線維性収縮電位/陽性鋭波(Fib/PSW)と,②随意収縮時の運動単位電位(MUP)の形態(スパイク状,短持続・多相性など)や動員パターンの異常(early/rapidrecruitment)が重要な所見である.CQ8 PM/DMの診療に筋生検は有用か?推奨 ❶特徴的な筋病理所見を確認することでPM/DMの診断精度が上がるため,筋生検は有用であり,行うことを提案する.❷皮疹のない筋炎の場合や封入体筋炎の鑑別には,筋生検は有用であり,行うことを提案する.CQ9 PM/DMを示唆する重要な筋病理所見は何か?推奨 ❶壊死・再生筋線維と炎症細胞浸潤の存在に加え,筋細胞膜でのMHCクラスI抗原の発現亢進を評価することを推奨する.❷DMに特徴的な所見として,筋束辺縁部萎縮(perifascicularatrophy)を評価することを推奨する.xiiCQ・推奨一覧
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