SR-CQ1推奨度1,エビデンスレベルD同意度9.0 推奨度1,エビデンスレベルC同意度8.3 推奨度2,エビデンスレベルD同意度8.1 推奨度2,エビデンスレベルC同意度7.9 推奨度2,エビデンスレベルB同意度8.1 推奨度2,エビデンスレベルB同意度7.7 推奨度3,エビデンスレベルC同意度8.2 第4章システマティックレビュー❶副腎皮質ステロイドは,内服治療およびパルス治療ともに,PM/DMの筋症状の治療方法として推奨する. ❷副腎皮質ステロイドとメトトレキサート(MTX)内服治療の併用は,副腎皮質ステロイド単独治療と比較し,筋症状の治療方法として推奨する. 推奨度1,エビデンスレベルD同意度8.5 ❸副腎皮質ステロイドにアザチオプリン(AZA)併用は,副腎皮質ステロイドの早期減量効果を可能にする治療方法として推奨する. ❹DMに対しては,副腎皮質ステロイドとアザチオプリン(AZA)の併用療法と比較し,シクロスポリン(CyA)の併用療法は,早く寛解を達成できる治療方法として提案する.❺アバタセプトは,副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬に抵抗性の症例に対して有用な治療方法として提案する.ただし,わが国における使用実態を考慮して選択することを提案する.❻リツキシマブは,副腎皮質ステロイドや免疫抑制薬に抵抗性の症例に対して有用な治療方法として提案する. ❼DMに対して,エタネルセプトは副腎皮質ステロイドの早期減量効果と寛解維持期間の延長効果があり,有用な治療方法として提案する.ただし,わが国における使用実態を考慮して選択することを提案する. ❽PM/DMの筋症状に対して,インフリキシマブは有用な治療方法としないことを提案する.副腎皮質ステロイドパルス療法の効果については1本のシリーズ報告1)があり,慣例的な経口ステロイド治療〔プレドニゾロン(prednisolone:PSL)1 mg/kg×2か月〕+ステロイドパルス療法(methyl-PSL 500 mg/日)開始群(パルス療法群)は前向きで連続的に11例を登録しているが,対照群については経口ステロイド治療(PSL 1 mg/kg×2か月)を過去に行った14例を後方視的に選んで118推奨推奨作成の経緯副腎皮質ステロイド 成人のPM/DMの筋症候に対して,寛解導入治療として副腎皮質ステロイドおよび各種免疫抑制薬,JAK阻害薬,生物学的製剤は有用か?
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