1943年に初版が刊行され，第6版は高名なMichaelO’Brienによって改訂された．本書は末梢神経障害や神経筋疾患患者の診療において必須の書であり，単神経障害，末梢神経障害，筋の検査手技，末梢神経の解剖などを理解するための素晴らしい図やイラストが満載されている．また電子版により，いつでもどこでも本書にアクセスが可能である．本書の特徴1.きわめて明瞭な手技の写真とその理解を助けるシンプルな解剖学的模式図2.筋の神経支配や末梢神経の筋や皮膚への分布を理解するのに役立つ多くの表や図第6版の改訂点1.最近の解剖学的名称の変更を反映した2.脊椎，脊椎神経根，男性鼠径部，女性会陰部の模式図とイラストを追加した3.易圧迫部位の一覧を加え，その部位を神経の模式図の中に矢印で示した4.電子版へのアクセスがより容易になり，忙しい読者が簡便に参照できるようにした原書はAIDS TO THE EXAMINATION OF THE PERIPHERAL NERVOUS SYSTEM, SIXTH EDITIONとして刊行されています。この翻訳版はElsevier社との契約により刊行されました。本書についてこの小さなアトラスは末梢神経や神経根障害をもった患者の診療現場で，80年以上にわたり最も頼りになるガイドブックとして用いられてきた．学生からベテラン医師まで何世代にもわたる多くの人々に賞賛されてきた類をみない冊子である．定価（本体 3,600円 +税）
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