=2=1131223cq2cq22313122313cq1cq123cq1c+q2r+=#=r,=#=でr0r12■第4章 ベイズ流臨床研究cは調整パラメータ(tuning parameter,0<c)といいます.c=1でもよいのでしょうけど,cでべき乗することによって,q1とq2に差が生じたときにr1とr2の差の出方を調整するためのものです.0<c<1のとき,r1とr2の差はより小さくなって現れやすいです.割り当てルールを保守的なものにしたい場合に採用されます.対して1<cのとき,r1とr2の差はより大きく出やすくなります.より積極的に動的な割り当てを行う方針の場合が考えられます.Gilesらはc=2としています.■C. CRが得られるまでの期間の確率分布アウトカムはCRが得られるまでの期間であり,GilesらはCR発現の確率は指数的とみなすと述べていることから,ここではCR発現の確率は指数分布に従うものとします脚注4-4).CRが得られるまでの期間=イベントが起こるまでの期間脚注4-4) ここでは最も簡単なモデルを考えて指数分布にしていますが,指数分布を一般化したワイブル分布でも構わないと思われます.q2を計算150r===となるようにするためです.患者登録ランダム化患者登録→ランダム化ごとに各割り当て確率の値を更新図4-18 モデル設定時の研究デザイン(ベイズ流アダプティブランダム化デザイン)各群における観測値(CRに至るまでの期間)をもとに,群0に対する群1の効果発現確率q1,群0に対する群2の効果発現確率q2を計算し,各群への割り当て確率を動的に変更して行きます.割り当て確率π1割り当て確率π0割り当て 確率π2トロキサシタビン+Ara−C(群1)イダルビシン+Ara−C(群0)トロキサシタビン+TI(群2)割り当てを続ける群の各割り当て確率を再計算フォローCR(エンドポイント)除外ルールに該当する場合は,該当する群への割り当てを中止q1を計算
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