MScale 84%0図1-B 発作間欠期脳波(こう読む!)発作間欠期脳波ではFp1に鋭波aを認め,Fp1やF7領域b,cに局在性の徐波を認める.Fp1領域の機能障害が示唆され,Rasmussen症候群では炎症病変が存在することが推定される(図2).Rasmussen症候群(RS)第1部|総 論 論 録5第2部|各第3部|付Pitfall▼覚醒時脳波が大切第2部 各 論2231 Fp1-AV2 Fp2-AV3 F3-AV4 F4-AV5 C3-AV6 C4-AV7 P3-AV8 P4-AV9 O1-AV10 O2-AV11 F7-AV12 F8-AV13 T3-AV14 T4-AV15 T5-AV16 T6-AV17 Fz-AV18 Cz-AV19 Pz-AV20 A1-AV21 A2-AV23 EMG24 Resp1015sこう読む!脳波の特徴Rasmussen症候群では,焦点性あるいは一側性の徐波を特徴として,棘波や鋭波といった,てんかん性異常波も出現するようになる.発作間欠期脳波の特徴である焦点性あるいは一側性の徐波は,なるべく長い時間の覚醒時安静脳波をとることで見つかる.傾眠時では睡眠に伴う徐波が出現し,覚醒時焦点性徐波と間違われることがある.小児では薬物で睡眠させてから記録する施設も多いかもしれないが,覚醒時脳波からの記録開始が推奨される.
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