中鼻甲介中鼻道下鼻甲介下鼻道−+2Chapter花粉症の診断図 2-8 鼻腔所見をとる際のコツ下鼻甲介の奥にかくれている中鼻甲介を探しにいくのがポイントです.図 2-9 下鼻甲介粘膜の腫脹げて,鼻の穴を見やすくするようにすると視野が広がります.診察時は,中鼻甲介を探しつつ,下鼻甲介粘膜の腫脹および色調,鼻水の量と性状を素早くチェックします(図 2-9,2-10).鼻を診ていると,口をぽっかりと開けていることもあるので,その隙に光源を喉に当てて,後鼻漏の有無をチェックします.唾が溜まって見にくいときは,一回唾を飲み込んでもらって,もう一度,「あー」と声を出してもらって,後鼻漏の有無をチェックします.幼児で鼻を触られることを極端に嫌がる場合は,「たかいたかい(up in the air)」をして,鼻を下から覗き込み,鼻閉があるか?どんな性状の鼻水があるか?をチェックします(図 2-11).このとき,喜んで口をぽっかり開けていることもあるので,その隙に喉と喉の奥に後鼻漏が見えるかもチェックします.光源つきの額帯鏡があると,局所がよく見えるので便利です.19第 2 頭位なし第 1 頭位中鼻甲介中央まで見える第 2頭位第 1頭位+++と+++の中間嗅部+++中鼻甲介見えず2 鼻腔所見のみかたと評価方法
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