8 Chapter花粉症のセルフケア⑦反対の鼻翼をティッシュの上から押さえる.⑧フンっと鼻から息を出す.⑨ティッシュペーパーをゴミ箱に捨てる.まだ鼻汁が出そうなら,①〜⑧を繰り返してください.鼻をかみ終わったら手を洗ってください. 吸う練習と吐く練習をする最初は,吸う動作と吐く動作を別々に練習しましょう.①鼻からゆっくり吸って,口から「はぁ〜」と吐く←鼻から息を吸う練習②次に,鼻から息を「ふんっ!」と吐き出す←鼻から息を吐く練習③両方の動作がスムーズにできたら,片方ずつ鼻から息を出す練習に進む 片方ずつ鼻から息を出す練習をする片方の鼻を指で軽く押さえ,もう片方からやさしく息を出します.これを左右交互に繰り返す練習をしましょう. 鼻の感覚を意識させよう鏡を使って,鼻から息を出すと曇ることを見せてあげましょう.「鼻から息を出すと,こんなふうに曇るよ」と視覚的に確認させることで,鼻の感覚を意識しやすくなります. 遊びながらうまくなるティッシュペーパーを親指大ほどにちぎって,机の上にばらまき,鼻息で飛ばすゲームで鼻から息を出す感覚をつかんでもらいます.その他,ちぎったティッシュペーパーを片方の鼻に詰めて鼻息で飛ばすゲーム(「ティッシュロケット法」で Web 検索すると動画が出てきますよ)も男の子には大人気です. 楽しくほめることを忘れずに子どもが鼻をうまくかめたら,必ず「すごいね!」「上手にできたね!」とほめてあげましょう.自信をもつことで,次も楽しく取り組むようになります. 無理をさせない鼻が詰まっているときは無理に鼻をかませないようにしてください.鼻うがい(前項)で鼻水を出しやすくした後に,鼻かみ練習を行うと効果的です.137幼児が上手に鼻をかめるようになるためのコツ
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