2686希望のリハビリ
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というトワイクロス先生の指摘もあります.病気が進んで終末期となり,あるいは「死」がちらつくようになると,患者さんは「絶望」という,まったく希みのない状況を感じやすくなります.ですから,「患者さんの希望を上手に聞き出し,その希望をリハビリの知識と技術で,できる限り実現すること」をリハビリ目標として設定してください.「会いたい」,という希望をかなえるリハビリもあるたとえば,ベッドから出られなくなった患者さんから,「先生と会いたい」という要望があるかもしれません.動けない人ほど誰かに来て欲しいものです.決して,やることがないからといってリハビリを中止するのではなく,もっと元気だった場面で約束した時刻にお訪ねし,約束した時間を病状に関係なく守り続けて共に過ごすこと,これも終末期リハビリにとって大切なことです.「おなじみ」となった二人関係を続けることが,「見捨てられ不安」に代表される「社会的痛み」を軽減する有力な方法の一つなのです.1セッション20分間を保証されているリハビリは,他の専門職との比較において,とても有利な立場にあり,それを活用した介入にできる,と考えられます.参考文献・Twycross R:Introducing Palliative Care. 4th ed, Radcliffe, 5, 2003がん終末期のリハビリ目標・絶望しがちな患者さんの希望を上手に聞き出す・リハビリの知識と技術を活用する・患者さんの希望をできる限り,その場で実現する179Q&A終終終終終終終終終終終終終終終終終終終Ⅲ

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