やライフスタイルのカウンセリング,予防接種,慢性疾患の管理など,その範囲は多岐にわたる(図1).・不妊治療クリニックプレコンセプションケアに特化したプログラムを提供しているクリニックでは,栄養や運動などのライフスタイル改善に向けてより専門的なカウンセリングが可能なことが多い.・大学病院など特定の慢性疾患などを抱える患者の場合には原疾患主治医と相談して連携可能な総合病院などへの紹介を検討する.また希少疾患,ないし妊娠中に高次医療施設での専門的治療を要す可能性がある場合には,分娩を予定する大学病院や周産期センターであらかじめ相談することも考慮する.現在不妊治療中の患者であっても,より安全な妊娠を達成するためにはプレコンセプションケアは大切である.不妊治療医の判断により介入が必要であると判断される場合には,自施設ないし分娩予定施設を含めた連携可能な施設での対応を検討する.図1ケアの内容に応じた相談施設の選択基礎疾患の治療・管理妊娠許可基準の判断妊娠前の薬剤調整妊娠中の疾患管理健康増進ライフスタイルの改善栄養・運動指導公的助成制度予防接種,公開講座など007Part1 プレコンセプションケアを知るPart1プレコンセプションケアを知る
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