2712専門研修マスターノート 糖尿病
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第3章検 査253グルカゴン負荷試験グルカゴン製剤の効能・効果について添付文書では5つが列記される.すなわち成長ホルモン分泌機能検査,インスリノーマの診断,肝糖原検査,低血糖時の救急処置,消化管のX線および内視鏡検査の前処置である.薬効薬理は血糖上昇作用,消化管蠕動運動抑制作用,インスリン分泌促進作用,成長ホルモン分泌促進作用である.重大な副作用にはショックと反応性低血糖があり留意する.グルカゴン負荷試験は保険診療で糖負荷試験に分類され手技や検査を含み算定されるが使用薬剤は別途算定する.ただしインスリン分泌を評価する場合はグルカゴン製剤の効能・効果になく薬剤コストが算定できるか微妙である.実際の用法および用量と判定基準は小児も含め添付文書を確認する.糖尿病患者に対して高血糖を惹起する可能性のあるグルカゴン負荷を実施するかは個々の症例で判断が必要となる.膵・膵島移植の適応を評価する場合は早朝空腹時にグルカゴン0.03 mg/kg,最高1 mgの静脈注射後3,6,10,15分に血中Cペプチドを測定し負荷前後の血清 C ペプチドの差(Δ血清 C ペプチド)0.3 ng/mL 未満が移植適用とされる.インスリン負荷試験保険診療では内分泌負荷試験に分類され下垂体前葉負荷試験では成長ホルモンと副腎皮質刺激ホルモンについてインスリン負荷が算定される.インスリンの重大な副作用はショックと低血糖である.実際の方法と評価や注意点については内分泌領域の成書を参考にする.40 mg/dL未満の血糖値となった場合に十分な刺激として評価対象となる.インスリンへの体組織の感受性をブドウ糖代謝に関して考える場合に多くの因子が関連し定量的評価は困難と思われるが研究目的で利用されることがある1).早朝空腹時に速効型インスリン0.1単位/kg体重を静脈注射し3,6,9,12,15分後に採血し血糖値を測定しKITTを算出する.t1/2をインスリン投与後の血糖値が半分になるまでこれがマスト! 血糖調節の主要ホルモンであるグルカゴンやインスリンの生体負荷後の血糖やインスリン/C-ペプチドなどへの反応観察の意義を確認する. インスリン分泌能・インスリン感受性評価の理論的方法のキーワードであるMinimal model,グルコースクランプを知る.負荷試験についてはブドウ糖などの負荷物質と別にグルカゴンやインスリンが分泌される場合も含めて表記され議論されることがあり誤解のないようにする.Pitfall第3章検 査グルカゴン負荷試験,インスリン負荷試験Minimal model,グルコースクランプ試験17★

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