).5(4~腺412444442針頭側 6. 前腕自家移植あること,PHPT経内分泌腫瘍発生に関して甲状腺両葉下極の外側最下縁からさらに下方の前縦隔方向に向かって丁寧に剝離すると,甲状腺下極と連続した胸腺舌部を確認できる.胸腺を鑷子あるいはペアン鉗子で把持して牽引しながら胸腺被膜に沿って前後左右に剝離し,可能な限り頸部に引き出して胸腺舌部を切離する図 7).最後に,創内を十分に止血し,ドレーンを挿入して頸部を閉創する.腺摘出後の術中容器内に浸していた副甲状腺腫のなかから一番正常に近いと思われる腺を5,6100 mg),これをメスで細).目視で約選択する(図 8切してブロックに分けておく(のちょうど中間付近の前腕内側に約図 10離する().移植は必ずしも筋肉内でなくてもよく,皮下でも十分生着する移植片の増大による副甲状腺機能亢進に対して再手術を行うことを考えると,筋肉内移植よりも皮下移植のほうが安全である.剝離はする.この際,血腫をつくると副甲状腺の生着が期待できないため,出血させないように注意する.細切済みの副甲状腺組織片縫合して副甲状腺移植を完了する.将来,移植片増大により所麻酔下で前腕部分の増大した組織塊を含めて,周辺組織(おもに脂肪組織,一部筋肉に癒着した部分)とともにある程度の範囲を切除する.図 7 胸腺舌部の切離の移植用の副甲状腺を切り出しの皮膚切開をおき,ペアン鉗子で皮下を7).将来前腕方向に行い,皮下に小さなポケットをポケットに挿入し(PHPT図 8 摘出された副甲状腺 4 腺腺あるいは方向に剝か所作成図 11),皮膚をが再発してきた場合は,局の再発防止にもつながることである(両側胸腺舌部の切除だけでは,胸腺神100PTH測定で有意な低下がみられたことを確認して,前腕自家移植に移る.60図 9).次に利き腕でない前腕を消毒し,手関節と肘関節と1 cmブロックをこの3,4%の予防効果は得られない)|家族性副甲状腺機能亢進症右上右下本 MEN1 症例では,右上・左上副甲状腺腫が明らかに腫大しており,右下・左下は正常大に近い.副甲状 腺 重 量 は, 右 上 315 mg, 右 下 144 mg, 左 上380 mg,左下 58 mg.左上左下胸腺左舌部胸腺舌部を剝離しながら可能な限り頸部に引き出し,切離する.ここでは左胸腺舌部を矢印で示す.192
元のページ ../index.html#4