12367CQSSの診断,治療方針の決定に有用な口腔検査としては,唾液分泌量測定(ガムテスト,サクソンテスト,吐唾法)と唾液腺生検(口唇腺生検,耳下腺部分生検)を推奨する.① SSの診断,治療方針の決定に有用な検査としては,シルマーテスト,BUT,フルオレセイン染色を推奨する.② SSの診断,治療方針の決定に有用な検査としては,ローズベンガル染色,リサミングリーン染色も提案する.予後に影響する特定の腺外病変は明らかではないが,腺外病変の存在は予後に影響するリスク因子であることを提案する.環状紅斑と皮膚血管炎が特徴的な皮膚病変であることを提案する.尿細管間質性腎炎・尿細管性アシドーシス,ついで糸球体腎炎が特徴的な腎病変であることを提案する.特徴的な末梢神経障害の障害部位は,多発性神経障害,脳神経障害,ついで多発性単神経炎であることを,また症候は,純粋感覚性ニューロパチー,軸索性感覚運動多発ニューロパチーであることを提案する.① 特徴的な中枢神経障害の病態は,脳症,無菌性髄膜炎,脳白質・脊髄病変であることを提案する.② 頻度の高い症状として,頭痛,認知障害,気分障害を,またParkinson病,Alzheimer病などの認知症も提案する.間質性肺疾患,特に非特異性間質性肺炎と,気道(末梢気道)病変が特徴的な肺病変であることを提案する.罹患関節数5関節未満,罹患部位は手指・手関節に多く,X線写真上の骨びらんや抗CCP抗体を伴わない対称性多関節炎が特徴的な関節病変であることを提案する.SSの診断のために抗核抗体,抗SS‒A/Ro抗体,抗SS‒B/La抗体,リウマトイド因子の測定を推奨する.SSの診断に有用な血液検査所見として,血球減少や高γグロブリン血症等を提案する.腺病変の評価に有用な画像検査として,唾液腺エコー検査,唾液腺MRI検査,唾液腺シンチグラフィ検査,唾液腺造影検査を提案する.唾液腺エコー検査は,腺病変の診断と重症度の評価に有用な検査として実施することを提案する.唾液腺MRI検査は,腺病変の診断と重症度の評価に有用な検査として実施することを提案する.唾液腺シンチグラフィ検査は,腺病変の診断と重症度の評価に有用な検査として実施することを提案する.唾液腺造影検査は,腺病変の診断と重症度の評価に有用な検査として実施することを提案する.推奨CQ番号診断,治療方針の決定に有用な口腔検査は何か診断,治療方針の決定に有用な眼科検査は何か予後に影響する腺外病変にはどのようなものがあるか4特徴的な皮膚病変は何か5特徴的な腎病変は何か特徴的な末梢神経障害は何か特徴的な中枢神経障害は何か8特徴的な肺病変は何か9特徴的な関節病変は何か診断に有用な自己抗体は何か10診断に有用な血液検査所見は何か11腺病変の評価に有用な画像検査にはどのようなものがあるか12唾液腺エコー検査は診断,重症度,治療反応性評価にどれだけ寄与するか13唾液腺MRI検査は診断,重症度,治療反応性評価にどれだけ寄与するか14唾液腺シンチグラフィ検査は診断,重症度,治療反応性評価にどれだけ寄与するか15唾液腺造影検査は診断,重症度,治療反応性評価にどれだけ寄与するか16推奨の強さ強い強い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い強い弱い弱い弱い弱い弱い弱いxiガイドラインサマリー
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