腟 ■ 子宮頸管ポリープあるいは子宮内膜ポリープは無症候性のものも多いが,性 ■ いずれも外科的切除が基本であるが,悪性が否定でき症状がなければ経過観 ■ 子宮内膜ポリープの診断・治療には子宮鏡が有用である.無茎性(sesille)子宮内膜ポリープ 有茎性子宮内膜ポリープ体部頸部卵管卵巣子宮内膜子宮頸管ポリープポイント解説基本情報(定義・疫学・病態)器質的なもの子宮頸管ポリープ・子宮内膜ポリープ器出血や不妊症の原因となる.察も選択できる. 子宮頸管ポリープは子宮頸管粘膜の限局性の過形成による有茎性病変であり,外子宮口から突出する病変として認められ,多くは良性で無症候性であるが,組織が脆弱な場合に出血の原因となり,稀に悪性のことがある.子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫との鑑別を要する場合があり,また,妊娠中に認められた場合には脱落膜ポリープとの鑑別を要する.性成熟期女性の 2~5%に認められ,大きさも様々である.多くの例では子宮内頸部の炎症から2 外来でよくみる疾患▲▲ 子宮内膜�子宮頸管ポリープ126
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