MASLD・MASHの治療ストラテジー3る 1). 1 1 初期評価プロセス●患者は70代の女性.2年前に発症した変形性膝関節症のため運動ができなくなり,MASLD(高血圧症,脂質異常症,耐糖能異常を合併)を発症した●FIB-4 indexやELFスコアの結果から,肝線維化ステージ F2と判定した●もとより運動習慣があったため,運動に対するモチベーションはあるが,どのようなプログラムであれば,身体的負担が少なく継続できるかを不安に感じていた 2 2 運動処方のデザイン●整形外科疾患のため,患者は高強度で長時間の運動ができなかった.そのため,リハビリテーション専門医および理学療法士と協議し,低強度で短時間の運動を処方することとした●運動プログラムは,おもに体幹と下肢をターゲットにし,各エクササイズを10回繰り返した.運動強度は3 代謝当量(METs)未満,総運動時間は約10分間で,1日1回・60週間行われた 2).このような低強度・短時間のプログラムは,整形外科疾患や高齢による運動制限のある患者において,安全に導入しやすく,日常生活との両立も図りやすい点が利点である.このエクササイズ以外に,患者の生活習慣や服薬に変更はなかった患者受診初期評価プロセス基礎情報の収集健康状態とリスク評価運動処方デザインモダリティ選択生活習慣全体の見直し運動プログラム実施定期的なモニタリングと評価必要に応じたプログラム調整目標設定フィットネス評価運動経験・モチベーション確認強度・頻度・時間の設定処方内容の説明と同意 図1 患者評価と運動処方決定のプロセス(案)181Column 12 Column 12 運動処方:患者別組み立てガイド運動処方:患者別組み立てガイド
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